管理栄養士の過去問
第33回
臨床栄養学 問120
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問題
第33回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問120 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の薬理効果に及ぼす食品の影響に関する記述である。( )に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
[ a ]であるカルシウム拮抗薬の薬理効果は、[ b ]を摂取することにより[ c ]する。
[ a ]であるカルシウム拮抗薬の薬理効果は、[ b ]を摂取することにより[ c ]する。
- a:抗凝固薬 b:納豆 c:増強
- a:抗凝固薬 b:グレープフルーツジュース c:減弱
- a:降圧薬 b:納豆 c:増強
- a:降圧薬 b:グレープフルーツジュース c:減弱
- a:降圧薬 b:グレープフルーツジュース c:増強
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この過去問の解説 (3件)
01
[ a:降圧薬 ]であるカルシウム拮抗薬の薬理効果は、[ b:グレープフルーツジュース ]を摂取することにより[ c :増強]する。
グレープフルーツジュースに含まれるフラノクマリンという成分が、薬物の代謝に関与するCYP(薬物代謝酵素)の活性を阻害することによって、血中濃度が上昇し、降圧作用が増強してしまいます。
納豆に含まれるビタミンKは、抗凝固薬(ワルファリン)効果を減弱させます。
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02
降圧薬であるカルシウム拮抗薬は、グレープフルーツジュースと同時摂取することで、血中濃度が上昇し薬が効きすぎる状態になるため、低血圧症状があらわれてしまいます。
よって、⑸が正しい選択肢です。
薬と栄養・食事の相互作用として、この他に、ビタミンKを多く含む食品(納豆、クロレラなど)の摂取による抗凝固薬のワルファリンの作用減弱や、アルコール摂取による睡眠薬や向神経薬の作用増強などがあります。
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03
(降圧薬)であるカルシウム拮抗薬の薬理効果は、(グレープフルーツジュース)を摂取することにより(増強)する。
グレープフルーツジュースに含まれるフラノクマリンが、降圧薬を解毒する代謝を阻害します。その結果、薬の作用が増強します。
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