管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問4
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問題
第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
ランダム化比較試験に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 利益相反の関係にある企業の商品は評価できない。
- 無作為割り付けを行う前に、インフォームド・コンセントを得る。
- 介入群は患者集団から、対照群は一般集団から無作為抽出する。
- 参加者の希望により、割り付け後でも群の変更ができる。
- 未知の交絡因子を制御しにくい。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.(誤)
利益相反の関係にある企業の商品は評価できます。
2.(正)
無作為割り付けを行う前に、インフォームド・コンセントを得る必要があります。
3.(誤)
介入群、対照群ともに同じ集団から無作為に抽出します。
4.(誤)
参加者の希望による、割り付け後の群の変更は出来ません。
5.(誤)
未知の交絡因子を制御しやすいです。
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02
1:誤
利益相反の関係にある企業の商品は評価できます。
2:正
インフォームドコンセントとは、患者が医師から治療方針等の充分な説明を受けて
患者自身が同意・選択することです。
3:誤
介入群と対照群は同一の集団から無作為に抽出します。
従来の治療と新しい治療を行う対象をランダムに振り分けることにより
患者の背景となる因子のばらつきが抑えられ、
エビデンスレベルが高い研究となります。
4:誤
割り付け後に群が変わると正しい比較にならないため変更できません。
5:誤
比較群の性別や年齢といった既知の交絡因子を均等にすることに加えて、
未知の交絡因子による影響を低減する目的でランダム化が行われます。
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03
利益相反の関係にある企業の商品であっても、利益相反に関する状況についての透明性が確保できれば評価することができます。
2:〇
ランダム化比較試験では、病気に対して予防または治療効果があると仮定される介入が割り付けられます。そのため、無作為割り付けを行う前に、インフォームド・コンセントを得る必要があります。
3:×
ランダム化比較試験では、参加者全体を介入群と対象群に振り分けます。
4:×
割り付けは無作為抽出であり、割り付け後の群の変更はできません。
5:×
無作為割付であるため、未知の交絡因子を制御できます。
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