管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問38
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問題
第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
女性生殖器疾患と妊娠合併症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 子宮頸がんは、腺がんが多い。
- ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、子宮体がんの予防に用いる。
- 閉経後の肥満は、乳がんのリスク因子である。
- 妊娠高血圧症候群の重症度は、浮腫の有無で分類する。
- 妊娠中に発症した明らかな糖尿病を、妊娠糖尿病という。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:誤
子宮頸がんは扁平上皮がんが多いと言われています。
子宮体がんは腺がんが多いです。
2:誤
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは
子宮頸がんの予防に用いられます。
子宮頚がんのほとんどはヒトパピローマウイルスが原因で、
性交渉の経験がある女性の多くが感染しているとされています。
3:正
閉経後の肥満は乳がんのリスク因子であるといわれています。
その他、飲酒習慣のあることや出産歴がないこともリスク因子となります。
乳がんにはエストロゲンが大きく関係しています。
4:誤
妊娠高血圧症候群の重症度は、血圧と蛋白尿で分類します。
5:誤
妊娠糖尿病は、妊娠前に糖尿病ではない人が
妊娠中に初めて糖代謝異常を指摘され糖尿病のような状態になる病気です。
既に糖尿病の人が妊娠した場合はこれにあてはまりません。
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02
子宮頸がんは、扁平上皮癌が多いです。
腺癌が多いのは、子宮体癌です。
2:×
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、
子宮頚がんの予防に用いられます。
3:〇
閉経後の肥満は、乳がんのリスク因子となります。
脂肪細胞が過剰に蓄積された状態では、脂肪細胞から分泌される酵素により、アンドロゲンがエストロゲンに変換され、エストロゲンの血中濃度が上昇することで、乳がんのリスク因子となります。
4:×
妊娠高血圧症候群の重症度は、高血圧、母体の臓器障害、子宮胎盤機能不全により評価します。
5:×
妊娠中に発症した糖代謝異常を、妊娠糖尿病といいます。
妊娠糖尿病は、糖尿病には至っていません。
そのため、明らかな糖尿病ではありません。
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03
1.(誤)
子宮頸がんは、扁平上皮がんが多いと言われています。
2.(誤)
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、子宮頸がんの予防に用いられます。
3.(正)
閉経後の肥満は、乳がんのリスク因子であると言われています。
4.(誤)
妊娠高血圧症候群の重症度は、血圧とたんぱく尿で分類します。
5.(誤)
妊娠中に発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常を、妊娠糖尿病といいます。
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