管理栄養士の過去問 第34回 午前の部 問37

正解は 5 です

１：誤
骨芽細胞は骨形成に働きます。
破骨細胞は骨吸収に働きます。

２：誤
カルシトニンは破骨細胞の活性化を抑制し、骨吸収を抑制します。
ＰＴＨ(副甲状腺ホルモン)は破骨細胞を活性化し、骨吸収を促進します。

３：誤
エストロゲンは骨形成を促進して骨吸収を抑制します。

４：誤
尿中デオキシピリジノリンは骨組織の吸収と破壊により
血中に放出されます。骨吸収マーカーとなります。

５：正
骨密度は、若年成人の骨密度の平均と比較したときの
自分の骨密度の割合で表されます。
ＹＡＭ(若年成人平均値)が70%未満で骨粗鬆症の疑いとされます。

１：×
骨芽細胞は、骨形成に働きます。
骨吸収に働くのは、破骨細胞です。

２：×
カルシトニンは、骨吸収を抑制します。
骨吸収を促進するのは副甲状腺ホルモンです。

３：×
エストロゲンは、骨吸収を抑制します。

４：×
尿中デオキシピリジノリンは、骨吸収マーカーです。
骨形成マーカーは、骨型アルカリフォスファターゼなどです。

５：〇
YAM（若年成人平均値）は、骨密度の評価に用いられます。
YAMは若年成人の骨密度の平均値のことです。

正答は（５）

１．（誤）
骨芽細胞は、骨形成に働きます。
骨吸収に働くのは破骨細胞です。

２．（誤）
カルシトニンは、骨吸収を抑制し、骨形成を促進します。

３．（誤）
エストロゲンは、骨形成を促進し、骨吸収を抑制します。

４．（誤）
尿中デオキシピリジノリンは、骨吸収マーカーとなります。

５．（正）
YAM（若年成人平均値）は、骨密度の評価に用いられます。