管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問43

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

食料と環境に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 食物連鎖の過程で、生物濃縮される栄養素がある。
  • 食品ロスの増加は、環境負荷を軽減させる。
  • 地産地消の推進によって、フードマイレージが増加する。
  • 食料の輸入拡大によって、トレーサビリティが向上する。
  • フードバンク活動とは、自然災害に備えて食品を備蓄することである。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1:〇
食物連鎖の過程で、生物濃縮される栄養素があります。

2:×
食品ロスの増加は、食品廃棄により
環境負荷は増加します。

3:×
地産地消の推進によって、フードマイレージは減少します。
フードマイレージは、食料の輸入量に輸送距離を乗じた値です。

4:×
食料の輸入拡大によって、トレーサビリティは低下します。
トレーサビリティとは、食品の流通ルートを追跡できるよう記録システムであり、食の安全確保が可能となります。
輸入の場合は、輸入するまでのルートが確認できないことがあるため、トレーサビリティは低下します。

5:×
フードバンク活動とは、余った食材を福祉施設などに無償で提供する活動のことである。

参考になった数14

02

正解は 1 です

1:正
食物連鎖の過程で生物濃縮される栄養素があり、
例えば藻類ではヨウ素やクロムなどがあります。

2:誤
本来であればまだ食べられるのに廃棄される食品のことを
食品ロス(フードロス)といいます。
食品ロスの増加は環境負荷の増大につながります。

3:誤
フードマイレージとは食料の輸入量に輸送距離を乗じた値で、
ある国がどのくらい遠い国に食料を依存しているかの指標です。
地産地消の推進によってフードマイレージが下がります。

4:誤
トレーサビリティは生産、加工、流通の全段階の
生産履歴に関する情報を得ることです。

5:誤
フードバンク活動は、安全に食べられるが在庫の過剰や包装の破損で
流通できなくなった食品を、必要としている団体や困窮世帯に
無償提供する活動です。

参考になった数5

03

正答は(1)

1.(正)
食物連鎖の過程で、生物濃縮される栄養素(亜鉛、ヨウ素、DHAなど)があります。

2.(誤)
食品ロスの増加は、環境負荷を増大させます。

3.(誤)
地産地消の推進によって、フードマイレージが軽減します。

4.(誤)
食料の輸入拡大によって、トレーサビリティが低下します。

5.(誤)
フードバンク活動とは、食用に問題はないが、規格外などの理由で流通に乗らない食物を福祉施設等に提供する活動です。

参考になった数3