管理栄養士の過去問
第34回
午前の部 問42

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問題

第34回 管理栄養士国家試験 午前の部 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

感染症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • わが国の肝細胞がんの原因として、B型肝炎ウイルスが最も多い。
  • 黄色ブドウ球菌は、グラム陰性球菌である。
  • 結核は、新興感染症である。
  • レジオネラ感染症の原因は、生の鶏肉の摂取である。
  • カンジダ症は、消化管に起こる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です

1:誤
肝細胞がんの原因はB型肝炎ウイルスまたはC型感染ウイルスです。
わが国の肝細胞がんの原因として最も多いのはC型肝炎ウイルスです。

2:誤
グラム陽性菌はペプチドグリカンが厚く、グラム染色に染まります。
グラム陰性菌はペプチドグリカンが薄く、グラム染色に染まりにくいです。
黄色ブドウ球菌はグラム陽性球菌です。

3:誤
新興感染症は、SARSやエボラ出血熱、ウエストナイル熱などの疾患があります。
再興感染症は、かつて存在していた感染症で
再び流行することにより重大な影響を与える恐れがある感染症です。
結核、マラリア、コレラ、デング熱などの疾患が含まれます。

4:誤
レジオネラ菌は温泉や土壌、河川などに生息している細菌です。
生の鶏肉の摂取はカンピロバクターによる食中毒の原因となります。

5:正
カンジダは口や消化管、膣に生息している真菌です。

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02

1:×
わが国の肝細胞がんの原因は、C型肝炎ウイルス感染が最も多いです。
B型肝炎ウイルス感染も肝細胞がんの原因です。

2:×
黄色ブドウ球菌は、グラム陽性球菌です。
グラム陰性球菌には、淋菌や髄膜炎菌が含まれます。

3:×
結核は、再興感染症です。
新興感染症は、重症急性呼吸器症候群や新型インフルエンザなどが含まれます。

4:×
レジオネラ感染症の原因は、レジオネラ属菌が増殖したエアロゾルを吸入することが原因で起こります。
生の鶏肉の摂取が原因の感染症は、カンピロバクターです。

5:〇
カンジダ症は、消化管に起こります。

参考になった数6

03

正答は(5)

1.(誤)
わが国の肝細胞がんの原因として、C型肝炎ウイルスが最も多いと言われています。

2.(誤)
黄色ブドウ球菌は、グラム陽性球菌です。

3.(誤)
結核は、再興感染症です。

4.(誤)
生の鶏肉の摂取で起こりやすいのは、カンピロバクターによる食中毒です。

5.(正)
カンジダ症は、消化管に起こります。

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