管理栄養士の過去問
第34回
午後の部 問120
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問題
第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問120 (訂正依頼・報告はこちら)
糖尿病治療に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 糖尿病食事療法のための食品交換表を用いて、栄養食事指導を行う。
- カーボカウントを用いて、インスリン量を決定する。
- 有酸素運動は、インスリン抵抗性を改善する。
- α-グルコシダーゼ阻害薬は、肝臓での糖新生を抑制する。
- 超速効型インスリン注射は、食後高血糖を改善する。
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この過去問の解説 (3件)
01
糖尿病の食事療法は、糖尿病食事療法のための食品交換表を用いて栄養食事指導を行います。
2:〇
食事に含まれる糖質を把握するためカーボカウントを用いて、インスリン量を決定します。
3:〇
有酸素運動の慢性効果は、インスリン抵抗性の改善です。
4:×
肝臓での糖新生を抑制するのは、ビグアナイド薬です。
α-グルコシダーゼ阻害薬は、消化管からの糖の吸収を遅らせて食後の高血糖を抑制します。
5:〇
超速効型インスリン注射は、速効性があり、作用時間が短く、食後高血糖(軽症2型糖尿病)に適応します。
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02
2.カーボカウントとは、食事中に含まれる炭水化物の量を計算する方法です。
これにより、インスリンの量を調整することができます。
3.有酸素運動を毎日継続して行うことにより、インスリン抵抗性の改善が見込めます。
4.肝臓での糖新生を抑制する薬剤は、ビグアナイド薬です。
α-グルコシダーゼ阻害薬には、消化管における糖の吸収を抑制する効果があります。
よって、これが誤った答えとなります。
5.インスリンは、体内の血糖値を低下させる効果をもつ唯一のホルモンです。
よって、インスリン注射には、食後高血糖を改善する効果があります。
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03
1.糖尿病食事療法のための食品交換表を用いて、栄養指導を行うことが多いです。食品の選択に際し、食品交換表を用いると、一定の指示エネルギー量を守りながら、バラエティーに富んだ食品を選ぶことができます。
2.カーボカウントは食事中にどれだけ糖質が含まれているかを把握します。食べる糖質量をカウントし、インスリン量を決定します。
3.有酸素運動は継続して行うことによりインスリン抵抗性が改善します。
4.○
α‐グルコシダーゼ阻害薬は、α‐グルコシダーゼの作用を阻害し、消化管からの糖の吸収を遅らせることにより食後の高血糖を抑制します。
肝臓での糖新生を抑制するのは、ビグアナイド薬です。
5.超速効型インスリン注射は、食直前の投与で食事による血糖値の上昇を抑えます。
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