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管理栄養士の過去問 第34回 午後の部 問178

問題

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K総合病院に勤務する管理栄養士である。入院患者の栄養管理を行っている。
 患者は、67歳、男性。無職、妻と二人暮らし。入院時身長170 cm、体重65 kg、BMI 22.5 kg/m2。胃前庭部の進行胃がん、幽門側胃切除術を受け、ビルロートⅠ法(BillrothⅠ法)で再建した。

この症状を軽減させることを目的に栄養食事指導を行った。聞き取りによると、本人には調理経験がなく、妻がすべての食事を用意している。妻は勤務のため9時から17時まで不在。患者と妻に、家庭での食事状況を考慮して、具体的な食事の摂り方として献立例を示した(表)。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
   1 .
献立1
   2 .
献立2
   3 .
献立3
   4 .
献立4
( 第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問178 )
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この過去問の解説 (3件)

7
正解は 2 です

1:誤
患者自身の調理経験がないことと、食事を準備する妻の負担を考えると
不適切な献立です。

2:正
胃切除後の食事は少量頻回食が望ましいです。
患者は調理経験が無く、日中は妻が不在であることから
食事の準備の負担が少ない献立が適切です。

3:誤
少量頻回食が基本であるため、4回では食事回数が少ないです。
天ぷらやナッツ、コーヒー、ごぼう等の
消化によくない食材を多用しているため不適切です。

4:誤
少量頻回食が基本であるため、4回では食事回数が少なく、
一食の量が多いため不適切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
2
正答は(2)

胃切除後の食事で考慮するべき点には以下の事が挙げられます。
胃を切除することにより、食べ物をためる機能が失われていることから、体調に合わせて、一回の食事量を少なくし、それを補うために食事の回数を増やす、少量頻回食を検討すること。加えて、脂質の多い食品(料理)、刺激物、食物繊維の摂り過ぎ等を検討する必要があります。
また、この患者は、調理経験がなく、妻がすべての食事を用意しており、妻は勤務のため9時から17時まで不在であることから家庭での食事状況を考慮する必要があります。
以上の事から、少量頻回食であり、脂質・刺激物が比較的少なく、かつ妻の負担も少ないと思われる「献立2」が最も適切であると思われます。

1
早期ダンピング症候群の患者には、1日3食というのではなく、少しでも胃や腸へ食べ物を流入する量を少なくして、その負担を軽くするために、少量頻回食をすすめます。

このことから、献立3および4は除外されます。

献立1と2から正しい答えを選ぶには、
家庭の状況を文章から読み取ります。

「妻がすべての食事を用意している」
「妻が9~17時まで不在」

これらのことから、
献立2の10時の食事は8時と同じものであることから
用意するのが楽だと読み取れます。

また、12時および15時の食事内容も
料理する必要のないものばかりなので、
用意が楽だと思われます。

このことから正しい答えは2番の「献立2」となります。

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