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管理栄養士の過去問 第34回 午後の部 問179

問題

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K総合病院に勤務する管理栄養士である。入院患者の栄養管理を行っている。
 患者は、67歳、男性。無職、妻と二人暮らし。入院時身長170 cm、体重65 kg、BMI 22.5 kg/m2。胃前庭部の進行胃がん、幽門側胃切除術を受け、ビルロートⅠ法(BillrothⅠ法)で再建した。

2か月後の栄養食事指導である。患者は指示どおり食事療法を行っており、退院後の症状は、ほとんどみられなくなった。少しずつ食事の量を増やし、体重は入院中に10 kg減少したが、退院後に2 kg増加した。患者から「腹痛は無いが、便が少し軟らかい」との発言があった。助言として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
現在の食事のままで、しばらく様子をみましょう。
   2 .
食事の量を現在の半分にしましょう。
   3 .
食事の回数を減らしましょう。
   4 .
主食をお粥にしましょう。
( 第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問179 )
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この過去問の解説 (3件)

10
正解は 1 です

1:正
特に目立った症状が無く退院後の体重増加も良好であることから、
現在の食事のままで様子をみるのが適切です。

2:誤
入院時のBMIは22.5kg/m2と適正でしたが、
入院中に10kgの減量がみられたため摂取エネルギー量は
維持する必要があります。
したがって食事量を減らす必要はないため、不適切です。

3:誤
患者からは「便が少し軟らかい」との訴えがあり、
症状が治まっていないことがわかります。
したがって頻回食を続ける必要があるため、不適切です。

4:誤
消化に良い食事が基本ではありますが、現在の状態からして
主食をお粥にする必要はありません。
また、お粥にするとご飯よりも摂取エネルギー量が少なくなる
可能性があるため不適切です。

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4
正答は(1)

この患者は、指示どおり食事療法を行っており、退院後の症状は、ほとんどみられず、体重も増加傾向にある事から、胃切除後の回復に向かっていると考えられます。
この事から、食事の段階を通常の食事に近づけて行く方向で検討することが可能であると思われます。
しかしながら、患者から「腹痛は無いが、便が少し軟らかい」との発言がある事から、食事の変更を行う時期としては適切ではないと考えられます。
よって、助言として、最も適切なのは「現在の食事のままで、しばらく様子をみましょう。」であると思われます。

4
「入院中の体重10kg減少した」
「腹痛はない」
「便が少しやわらかい」
ということから、一見、軟便に何かしらの対策を
考えたくなりますが、
腹痛はみられないとのことなので、すぐにどうこうする必要はないと考えられます。

それよりも10kgも体重が減少しているとのことなので、退院後に2kg戻ってはいますが、元に戻すには
このまま食事の内容を継続する必要があると考えられます。

このことから、正しい答えは、
1番の「現在の食事のままで、様子を見る」です。

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