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管理栄養士の過去問 第34回 午後の部 問192

問題

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K市の健康増進課に勤務する管理栄養士である。
 市の教育委員会より、近年、新入学の児童における肥満傾向児の割合が増加していると情報提供があった。そこで、肥満に関連する要因を検討し、対策を講じたいと考えた。

質問紙調査の結果から、児と保護者及び家庭の実態が把握できた(表)。この結果を踏まえ、市内保育園の年中・年長児を対象とする、ポピュレーションアプローチのプログラムを計画した。重要度と実現可能性を考慮した場合の優先度の高いプログラムである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
   1 .
保育園の給食時間を長くして、児がよく噛んでゆっくり食べる習慣をつけるようにする。
   2 .
菓子の適切な摂り方に関するリーフレットを作成し、全家庭に配布する。
   3 .
甘い飲み物に含まれる砂糖量のリーフレットを作成し、全家庭に配布する。
   4 .
肥満度の高い児の保護者に対し、家庭における甘い飲み物の買い置きを控えるように説明する。
( 第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問192 )
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この過去問の解説 (3件)

6
正解は 3 です

1:誤
保育園の給食時間を変更することは非現実的です。
また、給食時間の延長によってゆっくり噛む習慣が出来ることは
考えにくいため、不適切です。

2:誤
調査結果から、菓子の摂取頻度よりも甘い飲み物の摂取頻度のほうが
高くなっていることがわかります。
したがって、菓子の適切な摂り方に関するリーフレットの作成は
優先度の高いプログラムとしては不適切です。

3:正
甘い飲み物にどのくらいの砂糖が含まれているかという
知識を提供することで、まずは関心をもってもらうことが
その後の行動変容につながります。
市内保育園の年中・年長児に配布するというのも実現性が高いです。

4:誤
甘い飲み物の買い置きを控えるように説明するだけでは、
対象者の行動変容を起こしにくいです。
甘い飲み物の飲みすぎによって発生する問題等を説明することで
まずは関心を持ってもらうことが実行につながります。
したがって不適切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
正答は(3)

1.(誤)
実現可能性に欠けるプログラムであると思われます。

2.(誤)
甘い飲み物と比較すると、菓子の適切な摂り方へのアプローチは優先度が低いと考えられる為、「最も」適切であるとは思われません。

3.(正)
質問紙調査の結果から、児と保護者の行動において「甘い飲み物の摂取頻度」が重要である事が解ります。
よって、「甘い飲み物に含まれる砂糖量のリーフレットを作成し、全家庭に配布する。」事は、重要度と実現可能性を考慮した場合、最も優先度の高いプログラムであると思われます。

4.(誤)
実現可能性に欠けるプログラムであると思われます。

2
表から読み取れることは、
肥満度の高い子どもとふつうの子どもとの比較をしたときに、大きな違いがみられるのは、「甘い飲み物の摂取頻度」です。

これは、子どもだけではなく、保護者の食行動からも知ることができます。

このことから、集団全体を対象としているポピュレーションアプローチでは、甘い飲み物に含まれる砂糖の量がどのくらいかを理解してもらうことで、その摂取頻度を低下させることを目的としたプログラムにする方がよいのではないかと考えられます。

よって、正しい答えは、3番です。

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