管理栄養士の過去問
第34回
午後の部 問197
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問題
第34回 管理栄養士国家試験 午後の部 問197 (訂正依頼・報告はこちら)
K町健康増進課に勤める管理栄養士である。
K町は、脳血管疾患の標準化死亡比(SMR)が147.5と高い。対策を検討するため、K町のデータヘルス計画に用いられた国保データベース(KDB)システムの集計結果を用いることになった。KDBには、健診情報、医療情報、介護情報が収載されている。
K町では、国民健康保険被保険者を対象に、特定健康診査を集合健診により実施している。
食事調査の結果、50歳代男性は地元の飲食店利用が多く、外食の場合、野菜料理が少ないことが明らかになった。そこで、野菜摂取量の増加が期待される食環境整備を計画した。
最も適切なのはどれか。1つ選べ。
K町は、脳血管疾患の標準化死亡比(SMR)が147.5と高い。対策を検討するため、K町のデータヘルス計画に用いられた国保データベース(KDB)システムの集計結果を用いることになった。KDBには、健診情報、医療情報、介護情報が収載されている。
K町では、国民健康保険被保険者を対象に、特定健康診査を集合健診により実施している。
食事調査の結果、50歳代男性は地元の飲食店利用が多く、外食の場合、野菜料理が少ないことが明らかになった。そこで、野菜摂取量の増加が期待される食環境整備を計画した。
最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 地元のケーブルテレビの協力を得て、野菜摂取に関する広報を行う。
- 地元の飲食店の協力を得て、メニュー表に、各メニューの野菜量を表示してもらう。
- 地元の飲食店の協力を得て、どの食事にも、野菜ミニ小鉢が付くサービスを行ってもらう。
- 地元の生産者団体の協力を得て、「道の駅」で地場産野菜を買うと、地域ポイントがつく仕組みを作る。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:誤
テレビで野菜摂取に関する広報を行うことだけでは
行動に結びつくとは考えにくく、不十分であるため不適切です。
2:誤
各メニューの野菜量を表示することで野菜の摂取量に対する
情報を提供することはできますが、実際の行動に結びつくとは
考えにくいため不適切です。
3:正
外食利用者が多いことから、外食店に対するアプローチが
必要だと考えられます。
どの食事にも野菜ミニ小鉢を付けることで、どこの外食に行っても
野菜を食べられる環境を作ることができます。
4:誤
外食が多い男性が、道の駅を頻繁に利用して
地場産野菜を購入することは考えにくいため、不適切です。
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02
「食事調査の結果、50歳代男性は地元の飲食店利用が多く、外食の場合、野菜料理が少ないことが明らかになった。」との事から、飲食店利用時に野菜の使用量が多い料理を受動的に摂取できる方法が有効であると思われます。
よって、野菜摂取量の増加が期待される食環境整備計画で最も適切なのは、「地元の飲食店の協力を得て、どの食事にも、野菜ミニ小鉢が付くサービスを行ってもらう。」であると思われます。
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03
次に、メニュー表における各メニューの野菜量の表示ですが、これも表示の方法が分かりにくいなどといったことがあれば、確実に野菜摂取量の増加につなげられるとはいいがたいといえます。
続いて、問題文から、
「50歳代男性は地元の飲食店利用が多い」とあるので、このことから、道の駅で地場産野菜を買ってきても料理まではしないというように読み取れると思います。
最後に、飲食店の協力を得て、どの食事にも野菜ミニ小鉢が付けば、自然と野菜の摂取量増加が見込めるのではないかと考えられます。
よって正しい答えは、3番です。
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