管理栄養士の過去問
第35回
午前の部 問46

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問題

第35回 管理栄養士国家試験 午前の部 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

嗜好飲料に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 紅茶は、不発酵茶である。
  • 煎茶の製造における加熱処理は、主に釜炒りである。
  • 茶のうま味成分は、カフェインによる。
  • コーヒーの褐色は、主にアミノカルボニル反応による。
  • ココアの製造では、カカオ豆に水を加えて磨砕する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は(4)

1.(誤)

紅茶は、発酵茶です。

お茶の発行度合いについては、主に不発酵茶(緑茶)、半発酵茶(烏龍茶)、発酵茶(紅茶)の3つに分けられます。

2.(誤)

煎茶の製造における加熱処理は、主に蒸熱(蒸し)であるとされています。

釜炒りしたものは、釜炒り茶と呼ばれています。

3.(誤)

茶のうま味成分は、テアニンであるとされています。

カフェインは苦味成分であるといわれています。

4.(正)

コーヒーの褐色は、主にアミノカルボニル反応によるとされています。

アミノカルボニル反応とは、別名メイラード反応とも呼ばれ、食品の酵素作用によらない褐変の事をさします。

5.(誤)

ココアの製造では、カカオ豆を磨砕する際に水は加えません。

参考になった数18

02

1.間違いです。

紅茶は発酵茶です。

不発酵茶に該当するのは、緑茶です。

2.間違いです。

煎茶を製造する際に行う加熱処理は、蒸して行われます。

3.間違いです。

茶のうま味成分は、テアニンによります。

4.正しい答えです。

コーヒーの褐色のほか、トーストやチョコレートの褐色も、アミノカルボニル反応によるものです。

5.間違いです。

ココアは、カカオ豆を発酵および焙煎し、その後砕いて製造されます。

参考になった数5

03

1. 誤

紅茶は、茶葉を酸化させた発酵茶です。

不発酵茶には緑茶、半発酵茶には烏龍茶があります。

2. 誤

煎茶の加熱処理は、蒸し加熱です。煎茶には、浅蒸し茶、深蒸し茶、かぶせ茶があります。

3. 誤

お茶のうまみ成分は、グルタミン酸のテアニンです。

カフェインは苦味成分です。

4. 正

アミノカルボニル反応によって、褐色色素であるメラノイジンが生成します。

この反応は、アミノ酸と糖の反応のことで、メイラード反応ともいいます。

5. 誤

ココアの製造方法は、カカオ豆を発酵・乾燥させ、粉砕・除皮し、焙煎します。

焙煎したものからココアバターを搾油し、残ったかすを砕いてパウダー状にしたものがココアになります。

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