管理栄養士の過去問
第35回
午前の部 問55

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問題

第35回 管理栄養士国家試験 午前の部 問55 (訂正依頼・報告はこちら)

寄生虫とその感染源の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • アニサキス ―――――― コイ
  • クドア ―――――――― ヒラメ
  • サルコシスティス ――― マス
  • トキソプラズマ ―――― ホタルイカ
  • 有鉤条虫 ――――――― アユ

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は(2)

1.(誤)

アニサキスの感染源となるものは、サバ、イワシ、サンマ、及びアジなどの魚介類が主であると言われています。

2.(正)

クドアの感染源となるものは、主にヒラメであると言われています。

3.(誤)

サルコシスティスの感染源となるものは、主に馬肉であると言われています。

4.(誤)

トキソプラズマの感染源となるものは、主にネコであると言われています。

5.(誤)

有鉤条虫の感染源となるものは、主に加熱が不完全な豚や猪の肉であると言われています。

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02

寄生虫とその感染源は頻出問題です。
しっかりと覚えましょう。

1.アニサキスはサバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、イカなどの魚介類の主に内臓表面に寄生しています。

2.正答です

3.サルコシスティスは馬肉に多く含まれます。

4.トキソプラズマはネコを終宿主とする人畜共通感染性の細胞内寄生性原虫です。ヒトからヒトへ感染することはありません。

5.有鉤条虫は生ものあるいは不完全調理の豚肉や 虫卵に汚染された食物や水、輸入キムチが原因と思われる症例が報告されています。
寄生している主な動物 ブタ、イノシシなどです。
無鉤条虫は主に牛肉の生食などを介して人間に寄生する寄生虫です。
違いを理解しておきましょう。

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03

寄生虫とその感染源を結びつけ、覚えておきましょう。

選択肢1. アニサキス ―――――― コイ

アニサキスが寄生しているのはサバや、ワシ、サンマ、アジなどの魚介類です。

アニサキスは魚介類の体内に寄生しています。

コイなどの淡水魚に寄生しているのは肝吸虫です。

選択肢2. クドア ―――――――― ヒラメ

正しい組合せです。

クドアはヒラメに寄生する寄生虫で、嘔吐や下痢を引き起こします。

選択肢3. サルコシスティス ――― マス

サルコシスティスが寄生しているのは、主に馬肉です。

サルコシスティスによる食中毒は、馬肉を冷凍処理することで防ぐことができます。

マスに寄生する寄生虫は日本海裂頭条虫です。

選択肢4. トキソプラズマ ―――― ホタルイカ

トキソプラズマが寄生しているのは、主にです。

ホタルイカに寄生する寄生虫は旋尾線虫です。

選択肢5. 有鉤条虫 ――――――― アユ

有鉤条虫が寄生しているのは、主に豚や猪です。

アユに寄生する寄生虫は横川吸虫です。

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