管理栄養士の過去問
第35回
午前の部 問62

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問題

第35回 管理栄養士国家試験 午前の部 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

畜肉の加工および加工品に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • ドメスティックソーセージは、ドライソーセージに比べて保存性が高い。
  • ベーコンは、主に鶏肉を塩漬し、くん煙したものである。
  • ボンレスハムは、細切れの畜肉につなぎ材料等を混合し、圧力をかけたものである。
  • コンビーフは、牛肉を塩漬し、煮熟後にほぐし、調味して容器に詰めたものである。
  • ビーフジャーキーは、細切れの牛肉を塩漬し、調味してケーシングに詰めたものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は(4)

1.(誤)

ドメスティックソーセージは、ドライソーセージに比べて水分含有量が高く保存性が低いと言われています。

ドライソーセージとは、日本農林規格においては、水分含有量が35%以下のものを指します。

それ以外のものをドメスティックソーセージと定義する事も出来ます。

2.(誤)

ベーコンは、主に豚肉を塩漬し、くん煙したものです。

3.(誤)

ボンレスハムは、骨を除去した豚腿肉を塩漬けしたあと、さらにケーシングに詰めて燻煙して湯煮して作るハムです。

4.(正)

コンビーフは、牛肉を塩漬し、煮熟後にほぐし、調味して容器に詰めたものです。

5.(誤)

ビーフジャーキーは、牛肉などの肉を塩漬して味付けしたのちに乾燥させたものです。

ケーシングとは、食肉および食肉製品において、塩せき肉、調味肉を直接詰める一次包装用の資材のことをさします。

可食性のものと不可食性のものがあり、可食性のものには天然ケーシング(羊腸、豚腸、牛腸など)と人工ケーシング(コラーゲン等を加工)があります。

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02

1.ドメスティックソーセージは水分が多く柔らかいのが特徴です。
 そのため保存性が低いです。
 保存性ではドライソーセージの方が優れておりますが食感が固いです。

2.ベーコンは主に豚肉を塩漬し燻煙したものになります。

3.ボンレスハムは豚肉の塊肉を使用します。
 細切れの畜肉につなぎ材料等を混合し、圧力をかけたものはプレスハムです。

4.正答

5.ケーシングとはソーセージの皮の部分になります。
 正しくは、ビーフジャーキーは、細切れの牛肉を塩漬し、調味後乾燥させたものです。

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03

畜肉の加工工程、加工品の特徴について理解しておきましょう。

選択肢1. ドメスティックソーセージは、ドライソーセージに比べて保存性が高い。

ドメスティックソーセージは、ドライソーセージに比べて保存性が低いです。

ドメスティックソーセージの水分含量が約50~60%に対し、

ドライソーセージは水分含量を35%以下にしているため、

ドライソーセージの方が保存性が高くなっています。

選択肢2. ベーコンは、主に鶏肉を塩漬し、くん煙したものである。

ベーコンは、主に豚肉塩漬し、くん煙したものです。

豚のばら肉を使用します。

選択肢3. ボンレスハムは、細切れの畜肉につなぎ材料等を混合し、圧力をかけたものである。

ボンレスハムは、豚もも肉から骨を抜いたものを塩漬後、冷水で浸漬けして塩分を除き、成熟した後、巻締め、燻製、湯煮し、冷却したものです。

細切れの畜肉につなぎ材料等を混合し、圧力をかけたものはプレスハムです。

選択肢4. コンビーフは、牛肉を塩漬し、煮熟後にほぐし、調味して容器に詰めたものである。

正しいです。

牛肉に馬肉を加えたものをニューコンビーフといいます。

選択肢5. ビーフジャーキーは、細切れの牛肉を塩漬し、調味してケーシングに詰めたものである。

ビーフシャーキーは牛肉を塩漬にし、乾燥させたものです。

細切れの肉をケージングに詰めたものはソーセージです。

ケージングとはハムやソーセージを直接充填する一次包装用の資材をいい、

可食性ケージング(羊長、豚腸、牛腸、胃などの動物の器官)と

人造ケージング(コラーゲンを加工したもの、セルロース系、プラスチック系)があります。

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