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管理栄養士の過去問 第35回 午後の部 問137

問題

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公衆栄養活動に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
個人は、対象としない。
   2 .
傷病者の治療を目的とする。
   3 .
ハイリスクアプローチでは、対象を限定せずに集団全体への働きかけを行う。
   4 .
ソーシャル・キャピタルを活用する。
   5 .
生態系への影響を配慮しない。
( 第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問137 )
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この過去問の解説 (3件)

7
正解は【4】です。

×(1)公衆栄養活動は、個人も対象とします。

×(2)公衆栄養活動は、QOLの向上や、健康維持・増進を目的としています。

×(3)ハイリスクアプローチは、疾病を発生する高いリスクをもった者に対象を絞り込んだ手法です。
対象を限定せずに集団全体への働きかけを行うのは、ポピュレーションアプローチです。

◯(4)ソーシャルキャピタルとは、人と人との絆や社会のつながりがもたらす「力」および「社会組織の特徴」を示す概念です。
公衆栄養活動では、ソーシャルキャピタルを活用します。

×(5)生態系への影響も配慮します。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

公衆栄養活動に関する問いは、公衆栄養学の分野で頻出問題です。

それぞれの言葉の意味を理解しておく必要があります。

選択肢1. 個人は、対象としない。

間違いです。

公衆栄養活動は、集団のみならず、個人も対象とします。

選択肢2. 傷病者の治療を目的とする。

間違いです。

主な目的として挙げられるのは、健康な人に対してQOL(生活の質)を向上させることです。

選択肢3. ハイリスクアプローチでは、対象を限定せずに集団全体への働きかけを行う。

間違いです。

ハイリスクアプローチとは、危険因子をもった集団を対象とし、その原因となる危険因子を低下させるよう行動することです。

ポピュレーションアプローチとは、危険因子をもっていることに関わらず、集団全体を対象とし、その原因となる危険因子を低下させるよう行動することです。

そのため、この文章は、ハイリスクアプローチではなく、ポピュレーションアプローチについて書かれています。

選択肢4. ソーシャル・キャピタルを活用する。

正しい答えです。

ソーシャル・キャピタルとは、対象となる集団に属する人々が協調性を高め行動することで、社会の効率性を高め合うことのできる社会組織の特徴の一つです。

選択肢5. 生態系への影響を配慮しない。

間違いです。

生態系への影響には配慮する必要があります。

1

正答は(4)

1.(誤)

公衆栄養活動では、個人も対象とします。

2.(誤)

公衆栄養活動は、人々の疾病予防と健康の保持・増進を目的としています。

3.(誤)

ハイリスクアプローチでは、スクリーニングを行った結果、ハイリスクと判断された方を対象に働きかけを行います。

ポピュレーションアプローチでは、対象を限定せずに集団全体への働きかけを行います。

4.(正)

公衆栄養活動は、ソーシャル・キャピタルを活用します。

ソーシャルキャピタルとは、社会的資本や社会関係資本の事を指します。

信頼や規範、ネットワークなど、社会や地域コミュニティにおける人々の相互関係や結びつきを支える仕組みの重要性を説く考え方の事です。

5.(誤)

公衆栄養活動では、生態系への影響を配慮します。

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