管理栄養士の過去問
第35回
午後の部 問138

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問題

第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問138 (訂正依頼・報告はこちら)

最近10年間の国民健康・栄養調査結果における成人の1日当たりの平均摂取量の傾向に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 脂肪エネルギー比率は、30%Eを下回っている。
  • 炭水化物エネルギー比率は、50%Eを下回っている。
  • 食塩摂取量は、7.5gを下回っている。
  • 米の摂取量は、増加している。
  • 野菜類の摂取量は、350gを超えている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は(1)

1.(正)

最近10年間の脂肪エネルギー比率は、30%Eを下回っています。

令和元年度の平均脂肪エネルギー比率は28.6%Eであるとの結果が出ています。

2.(誤)

最近10年間の炭水化物エネルギー比率は、50%Eを上回っています。

令和元年度の平均炭水化物比率は56.3%Eであるとの結果が出ています。

3.(誤)

最近10年間の食塩摂取量は、7. 5gを上回っています。

令和元年度の平均食塩相当量は、10.1 g(男性10.9 g、女性9.3 g)であるとの結果が出ています。

4.(誤)

最近10年間の米の摂取量は、減少しています。

5.(誤)

最近10年間の野菜類の摂取量は、350 gを下回っています。

令和元年度の野菜の摂取量は、269.8 gであるとの結果が出ています。

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02

この問いの場合、最近10年間について問われているため、国民健康・栄養調査の結果についても

傾向がどのようなものかを覚えておく必要があるといえます。

厚生労働省のホームページに一番最近の結果も掲載されています。

選択肢1. 脂肪エネルギー比率は、30%Eを下回っている。

正しい答えです。

増加傾向ではありますが、2019年度の結果では、下回っています。

選択肢2. 炭水化物エネルギー比率は、50%Eを下回っている。

間違いです。

炭水化物エネルギー比率は、2019年度の結果では、50%E以上です。

選択肢3. 食塩摂取量は、7.5gを下回っている。

間違いです。

食塩摂取量は、年々増加傾向にあります。

選択肢4. 米の摂取量は、増加している。

間違いです。

米の摂取量は、減少傾向にあり、どちらかというと、

パンなど小麦の摂取量が増えています。

選択肢5. 野菜類の摂取量は、350gを超えている。

間違いです。

野菜類の摂取量は350gを超えている年代はほとんどありません。

参考になった数1

03

正解は【1】です。

◯(1)脂肪エネルギー比率は30%Eを下回っています。
増加傾向にはあるものの、令和元年度の調査では28.6%でした。

×(2)炭水化物エネルギー比率は、50%Eを上回っています。
令和元年度の調査では、56.3%Eでした。

×(3)食塩摂取量は、7.5gを上回っています。
減少傾向にはあるものの、9~10gを推移しています。

×(4)米の摂取量は減少傾向にあります。

×(5)野菜の摂取量は、350gを下回っています。
300gにも達していません。

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