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管理栄養士の過去問 第35回 午後の部 問146

問題

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集団を対象とした食事調査における精度に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
対象者の過小申告を小さくするために、調査日数を増やす。
   2 .
栄養素摂取量の季節変動の影響を小さくするために、対象者の人数を増やす。
   3 .
摂取量の平均値の標準誤差は、対象者の人数の影響を受ける。
   4 .
個人内変動は、集団の摂取量の分布に影響しない。
   5 .
日間変動の大きさは、栄養素間で差がない。
( 第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問146 )
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この過去問の解説 (3件)

9

正答は(3)

1.(誤)

調査日数を増やしても対象者の過少申告における精度は向上しないと思われます。

調査日数を増やす事によって制度が向上するのは、個人内変動です。

2.(誤)

対象者の人数を増やしても栄養素摂取量の季節変動の影響を小さくする事は出来ないと思われます。

対象者の人数を増やす事によって調査の誤差を減らす事が出来ます。

3.(正)

摂取量の平均値の標準誤差は、対象者の人数の影響を受けます。

対象者の人数が増えると標準誤差は小さくなり、対象者の人数が減ると標準誤差は大きくなります。

標準誤差は、推定量の精度を示します。

4.(誤)

個人内変動は、集団の摂取量の分布に影響します。

5.(誤)

日間変動の大きさは、栄養素間で差があります。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
正解は【3】です。

×(1)調査日数を増やすことは、過小申告を小さくすることにはつながらないため誤りです。調査日数を増やすことで個人内変動による誤差を抑制することはできます。

×(2)季節変動は、個人内変動の一種であるため、食物摂取頻度調査法や、1年間など長期にわたる複数日の調査で抑制することができます。

×(4)個人内変動は、集団の摂取量の分布に影響します。

×(5)日間変動の大きさは、栄養素間でも差があります。

1

食事調査に関する問題については、出題頻度が高いと思われます。

そのため、問われる言葉の意味を確実に覚えておく方がよいでしょう。

選択肢1. 対象者の過小申告を小さくするために、調査日数を増やす。

間違いです。

過少申告や過大申告などの誤差に関しては、系統誤差にあたります。

そのため、調査日数や人数を調整したとしても小さくすることはできません。

この文章の場合、個人内変動(日間変動)を小さくするために、調査日数を増やすとなります。

選択肢2. 栄養素摂取量の季節変動の影響を小さくするために、対象者の人数を増やす。

間違いです。

季節変動とは、季節により食事内容が異なることで生じる誤差のことです。

季節変動の影響を小さくするためには、対象日数を調整し、年数回の調査を繰り返すと良いです。

選択肢3. 摂取量の平均値の標準誤差は、対象者の人数の影響を受ける。

正しい答えです。

標準誤差とは、母集団からの標本抽出の際に伴う誤差のことです。

何を表すかというと、標本から得られる推定値のばらつきです。

対象人数が多いほど、そのばらつきは小さくなります。よって影響を受けるといえます。

選択肢4. 個人内変動は、集団の摂取量の分布に影響しない。

間違いです。

個人内変動とは、同一個人における摂取量が日によって異なることによる誤差を指します。

個人内変動が大きいほど、集団における摂取量の分布幅も大きくなるといえます。

選択肢5. 日間変動の大きさは、栄養素間で差がない。

間違いです。

日間変動の大きさについては、栄養素間で差があります。

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