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管理栄養士の過去問 第35回 午後の部 問148

問題

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食事調査における栄養素摂取量のエネルギー調整に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
ある特定の栄養素摂取量と疾病との関連を検討する際に有用である。
   2 .
過小申告の程度を評価することができる。
   3 .
エネルギー産生栄養素以外の栄養素には、用いることができない。
   4 .
脂肪エネルギー比率は、残差法によるエネルギー調整値である。
   5 .
密度法によるエネルギー調整値は、観察集団のエネルギー摂取量の平均値を用いて算出する。
( 第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問148 )
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この過去問の解説 (3件)

14

正答は(1)

1.(正)

ある特定の栄養素摂取量と疾病との関連を検討する際に有用であるとされています。

一般的に三大栄養素(エネルギー源となり得る栄養素)と呼ばれる栄養素に関しては有用であると思われます。

2.(誤)

過小申告の程度を評価することはできないとされています。

3.(誤)

エネルギー産生栄養素以外の栄養素にも、用いることができるとされています。

4.(誤)

脂肪エネルギー比率は、密度法によるエネルギー調整値です。

密度法とは、総エネルギー摂取量に対する栄養素摂取量の割合を求めたものです。

5.(誤)

残差法によるエネルギー調整値は、観察集団のエネルギー摂取量の平均値を用いて算出します。

付箋メモを残すことが出来ます。
5
正解は【1】です。

×(2)エネルギー調整では、過小申告の程度を評価することは難しいため誤りです。

×(3)エネルギー産生栄養素以外の栄養素でも用いることは可能です。

×(4)密度法に関する記述です。総エネルギー摂取量に対する各栄養素の占める割合を算出する方法です。

×(5)残差法についての記述です。

4

この問題に関しては、頻出度は低いかもしれませんが、三大栄養素におけるエネルギー比率について特徴を覚えておきましょう。

選択肢1. ある特定の栄養素摂取量と疾病との関連を検討する際に有用である。

正しい答えです。

一般的には、エネルギー摂取量が多いと、栄養素摂取量も多くなるといえます。

そのため、エネルギー摂取量が多いのである疾病にかかりやすいとすると、特定の栄養素とその疾病に関係がなかったとしても、栄養素の摂取量が多いから疾病にかかりやすいように見えます。

よって、特定の栄養素と疾病についての関係性を調査するとき、エネルギー摂取量の影響を取り除くために、エネルギー調整を行う必要があります。

選択肢2. 過小申告の程度を評価することができる。

間違いです。

エネルギー調整により、過少申告または過大申告などの申告誤差の影響を取り除き、栄養素摂取量を評価することができます。

選択肢3. エネルギー産生栄養素以外の栄養素には、用いることができない。

間違いです。

エネルギー産生栄養素に限らず、ビタミン類やミネラル類においても、エネルギー摂取量と相関を示すため、エネルギー調整を使用することができます。

選択肢4. 脂肪エネルギー比率は、残差法によるエネルギー調整値である。

間違いです。

脂肪エネルギー比率は、密度法によるエネルギー調整値です。

密度法とは、総エネルギー摂取量に占める、ある栄養素摂取量の割合を算出する方法です。

選択肢5. 密度法によるエネルギー調整値は、観察集団のエネルギー摂取量の平均値を用いて算出する。

間違いです。

残渣法によるエネルギー調整値は、観察集団のエネルギー摂取量の平均値を用いて算出することができます。

残渣法とは、観察集団における栄養素摂取量とエネルギー摂取量の平均値を用いて回帰直線を作成し、各実測値と回帰線上の期待値との差で表す方法です。

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