管理栄養士の過去問
第35回
午後の部 問149

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問149 (訂正依頼・報告はこちら)

公衆栄養アセスメントに用いる情報と、その出典の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 人口構造の変化 ――――――――― 生命表
  • 食中毒の患者数 ――――――――― 患者調査
  • 世帯における食品ロスの実態 ――― 食料需給表
  • 乳幼児の身体の発育の状態 ―――― 乳幼児栄養調査
  • 介護が必要な者の状況 ―――――― 国民生活基礎調査

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正答は(5)

1.(誤)

人口構造の変化の変化は、国勢調査が用いられます。

生命表は、特定の年齢層・性別に対して、死亡率や平均余命を示す表の事です。

2.(誤)

食中毒の患者数は、食中毒統計調査が用いられます。

患者調査は、病院及び診療所を利用する患者について、その傷病の状況等の実態を明らかにし、医療行政の基礎資料を得る目的で行われます。

3.(誤)

世帯における食品ロスの実態は、食品ロス統計調査(調査は平成27年で終了)が用いられます。

食料需給表は、食料需給の全般的動向、栄養量の水準とその構成、食料消費構造の変化などを把握する為に作成されます。

4.(誤)

乳幼児の身体の発育の状態は、乳幼児身体発育調査が用いられます。

乳幼児栄養調査は、全国の乳幼児の栄養方法及び食事の状況等の実態を把握する事により、母乳育児の推進や乳幼児の食生活の改善のための基礎資料を得る事を目的として行われます。

5.(正)

介護が必要な者の状況は、国民生活基礎調査が用いられます。

国民生活基礎調査は、保健、医療、福祉、年金、所得等国民生活の基礎的事項を調査し、厚生労働行政の企画及び運営に必要な基礎資料を得るとともに、各種調査の調査客体を抽出するための親標本を設定することを目的として行われます。

参考になった数11

02

正解は【5】です。

×(1)人口構造の変化は、人口静態調査(国勢調査)が用いられます。

×(2)食中毒の患者数は、食中毒統計調査が用いられます。

×(3)世帯における食品ロスの実態は、食品ロス統計調査が用いられます。

なお、食品ロス統計調査は平成27年をもって終了しました。

×(4)乳幼児の身体の発達の状態は乳幼児身体発育調査が用いられます。

乳幼児栄養調査は、母乳育児の推進や乳幼児の食生活の改善のための基礎資料を得るために行われます。

◯(5)介護が必要な者の状況は、国民生活基礎調査が用いられます。

参考になった数3

03

公衆栄養アセスメントについて、情報とどこからの出典かの組合せに関する問題は、毎年出題されているかと思います。

取りこぼさないために、確実に覚えておく必要があるといえます。

選択肢1. 人口構造の変化 ――――――――― 生命表

間違いです。

人口構造の変化については、国勢調査の結果からわかります。

選択肢2. 食中毒の患者数 ――――――――― 患者調査

間違いです。

食中毒の患者数は、患者調査ではなく、食中毒統計調査からわかります。

選択肢3. 世帯における食品ロスの実態 ――― 食料需給表

間違いです。

世帯における食品ロスの実態については、食品ロス統計調査からわかります。

選択肢4. 乳幼児の身体の発育の状態 ―――― 乳幼児栄養調査

間違いです。

乳幼児の身体発育状態については、乳幼児身体発育調査からわかります。

選択肢5. 介護が必要な者の状況 ―――――― 国民生活基礎調査

正しい答えです。

国民生活基礎調査からは、介護を必要とする者の割合や状況を知ることができます。

参考になった数1