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管理栄養士の過去問 第35回 午後の部 問183

問題

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K小児病院に勤務する管理栄養士である。先天性代謝異常等検査でフェニルケトン尿症を指摘された患児の母親に、栄養食事指導を行うことになった。患児は、生後1か月、男児。出生体重2,700g、身長48cm。身体・精神に明らかな所見を認めない。
治療用ミルクについて説明した後に、患児の母親から、「食事療法は一生続けることになりますか?とても心配です。」との質問があった。「一生続けることになります。私もお手伝いします。」の後に続く管理栄養士の助言である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
続けるためにはお母さんの頑張りが何より重要ですよ。
   2 .
大変と思われるかもしれませんが、皆さん子どものためと頑張って続けられていますよ。
   3 .
病気について説明したパンフレットを差し上げましょう。後で、ご自分で読んで勉強してくださいね。
   4 .
同じ病気の子どもをもつ家族会をご紹介しましょう。悩みを相談できますよ。
( 第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問183 )
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この過去問の解説 (3件)

1

正解は【4】です

1.×

お母さんの頑張りを強制しているように受け取れます。そのため不適切です。

2.×

こちらも、1.と同様に強制的にお母さんにやってもらおうという意図が伝わるので不適切です。

3.×

病気についての学びを深めても、実際の治療用ミルクの活用方法や食事療法について、学ぶことはできません。

また、「ご自分で読んで勉強してくださいね」とありますが、お母さんを突き放しているように受け取ることができるので、不適切です。

4.

最も適切です。

同じ悩みを抱えている方と話したりすることは、効果的です。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

正答は4です。

1.(誤)
頑張れという発言は、ときにはプレッシャーを与えることもあります。食事療法を一生続けることを不安に思っている母親に義務感を与え、気持ちの負担を重くさせる可能性があるので、適切ではありません。

2.(誤)
この状況で他者の成功事例を伝えると、もっと頑張らなければならないと思わせ、余計に追い詰めてしまう可能性があるので、適切ではありません。

3.(誤)
上から目線で母親を突き放してしまう可能性があり、対象者に寄り添った発言とはいえないので、適切ではありません。パンフレットを渡すのは、コミットメントがみられてから、母親の求めに応じて情報を提供するのが望ましいです。

4.(正)
周囲の支援を受けることを重視しており、不安を抱えている母親に対して同じ状況の家族を紹介し、相談の場を設けることは、不安を和らげることにつながる可能性があるので適切といえます。

0

正答は(4)

1.(誤)

食事療法を一生続けることを不安に思っている対象者に対して、頑張らないといけないという義務感を負わせることは適切ではありません。気持ちの負担を重くさせる発言のため誤りです。

2.(誤)

場合によっては、他者の成功事例を見て自己効力感を高められるかもしれません。しかし、この状況では、より頑張らなければならないという気持ちにさせてしまう発言のため誤りです。

3.(誤)

管理栄養士は常に対象者に寄り添った発言を心がけなければなりません。パンフレットを渡すことは道具的サポートにはなりますが、管理栄養士自らが気持ち的にサポートすることには繋がらないため誤りです。

4.(正)

情報的サポートであり、同じ立場の人と話ができる機会を提供することで、心の負担が軽くなると考えられます。周囲の支援を受けることを重視しており、最も適切です。

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