管理栄養士の過去問
第35回
午後の部 問182

正答は1です。

前問までの流れで「エネルギー摂取量が少ない」ことが問題点として挙げられていたので、エネルギー摂取量を増やす必要があります。

エネルギー摂取量を増やすために、パンにバターをたっぷり塗って食べることは推奨されます。マーガリンに置き換える必要はありません。

摂取する頻度や1回あたりの摂取量に制限がかかると食事に楽しさを見出せなくなり、ますます食欲不振に陥ることもあります。

食欲が低下して食べられない患者は、嗜好を優先した食事を勧めることも大切です。

よって、1が最も適切な発言になります。

正解は【１】です

１．〇

食欲が低下してきているので、少量で高エネルギーのバターの摂取を制限する必要はなく、エネルギー摂取量を増やすためには効果的であると推察できます。

２．×

5gと制限する必要はないと推察できます。

３．×

マーガリンはバターと比較して飽和脂肪酸が多いので、より多くの摂取は好ましくありません。

４．×

頻度を制限する必要もないと推察できます。

正答(1)

前問までの解答から、「エネルギー摂取量」を増やすことが最優先課題です。

つまり、ここではバターを多く摂取しても問題ないと言えます。

むしろ、食欲が低下して食べられない患者は、嗜好を優先した食事を勧めます。

量や回数の制限がかかったり、制約が設けられたりすると食事に楽しさを見出せなくなり、ますます食欲不振に陥ることもあるため、ここでは(1)が最も適切な発言になります。