管理栄養士の過去問
第35回
午後の部 問190
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問題
第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問190 (訂正依頼・報告はこちら)
K市の保育課に勤務する管理栄養士である。市内の保育所では、園児の朝食内容に栄養面からみて問題が多いこと、また、朝食を欠食する児の割合も増加しているとの情報提供があった。そこで、K市内の市立保育所に通園する児(1~6歳)の保護者全員を対象に、児と保護者の朝食摂取に関する現状と課題を把握するために、質問紙調査を実施した。
課題の優先順位付けを踏まえ、その課題を解決するために、K市の保育課と保育所が連携して行う取組である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
課題の優先順位付けを踏まえ、その課題を解決するために、K市の保育課と保育所が連携して行う取組である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 朝食摂取の大切さをテーマに、著名な講師を招いて講演会を行う。
- 「朝食を摂るためには、ライフスタイルの見直しから」というメッセージを、SNSで保護者向けに発信する。
- 市販品を組み合わせるだけでできる、「栄養バランスがとれるお手軽朝食」というリーフレットを、保護者全員に配布する。
- 栄養バランスのよい朝食の作り方を教える調理実習を企画し、参加を呼びかける。
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この過去問の解説 (3件)
01
正答は(3)
前問より最優先課題は、B「栄養バランスを考えて朝食を準備するのは大変」のため、これに即したアプローチ方法を選びます。
1.(誤)
朝食摂取の大切さの講演会は、A「朝食の大切さがわからない」という課題に対してのアプローチのため不適切です。
2.(誤)
ライフスタイルの見直しは、D「朝は忙しくて時間がない」という課題に対してのアプローチのため不適切です。
3.(正)
市販品を組み合わせるだけでできる、「栄養バランスがとれるお手軽朝食」の情報提供は、簡単に朝食が準備できるようなサポートのため適当です。
4.(誤)
栄養バランスのよい朝食の作り方を教える調理実習は、最優先課題のテーマには沿っています。
しかし、それでは参加が難しい保護者もいるため、特定の人たちに向けた改善しか見込めません。よって、不特定多数の保護者に平等にアプローチできる方法が必要のため不適切です。
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02
正解は【3】です
189の問題で、「栄養バランスを考えて朝食を準備するのは大変」の項目が、最も優先順位が高いと位置づけられました。
そのため、この項目に対するアプローチ方法が、正解となります。
1.×
「朝食の大切さ」についてのアプローチなので、不適切です。
2.×
「ライフスタイルの見直し」についてのアプローチなので、これも不適切です。
3.〇
「栄養バランスがとれるお手軽朝食」なので、最も適切です。
4.×
一見、これも適切と思いますが、「栄養バランスを感あえて朝食を準備するのは大変」とあるので、簡単にできる(3)の回答が適切です。
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03
正答は3です。
前問より最優先課題は、B「栄養バランスを考えて朝食を準備するのは大変」であるため、これに即したアプローチを行います。
1.(誤)
朝食摂取の大切さの講演会は、A「朝食の大切さがわからない」という課題に対してのアプローチのため不適切です。
2.(誤)
ライフスタイルの見直しは、D「朝は忙しくて時間がない」という課題に対してのアプローチのため不適切です。
3.(正)
市販品を組み合わせるだけでできる、「栄養バランスがとれるお手軽朝食」の情報提供は、簡単に朝食が準備できるようなサポートのため適当です。
4.(誤)
栄養バランスのよい朝食の作り方を教える調理実習は、最優先課題のテーマには沿っていますが、参加が難しい保護者もいると考えられ、特定の人たちに向けた改善しか見込めないため不適切です。
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