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管理栄養士の過去問 第35回 午後の部 問195

問題

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K県の健康推進課に勤務する管理栄養士である。K県では健康増進計画の一環として、5年計画で食環境整備事業を実施してきた。5年目に評価を行ったところ、「食品中の食塩の低減に取り組む県内の食品製造企業登録数」は目標値を達成した。そこで、次の5年間の計画では、これらの商品の利用を増やすことを新たな目標として追加した。
「県内登録企業の食品中の食塩を低減した商品(減塩商品)の利用を増やす」には、消費者である県民への働きかけも重要である。県民に、県内登録企業の商品を含む減塩商品の利用を促すポピュレーションアプローチとして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
県の保健所に減塩商品の利用を勧めるパンフレットを置く。
   2 .
県内市町村が実施する高血圧教室で、減塩商品の利用を推奨してもらう。
   3 .
県内のスーパーマーケットで、減塩商品の売場にPOPを掲示してもらう。
   4 .
県内事業所の社員食堂で、卓上に減塩調味料を置いてもらう。
( 第35回 管理栄養士国家試験 午後の部 問195 )
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この過去問の解説 (3件)

5

正答は3です。

・ポピュレーションアプローチ
→集団に働きかけて集団全体をよい方向にシフトさせる方法をいいます。多くの人々が少しずつリスクを軽減することで、集団全体としては大きな好影響をもたらす事に着目した方法です。食環境作りの際によく用いられ、栄養教育の場にもあまり関わらない人も対象となります。

・ハイリスクアプローチ
⇒リスクが高い一部の人に働きかけて、リスクを低減する方法をいいます。

1.(誤)
「ポピュレーションアプローチ」ではありますが、保健所に日常的に立ち入る人は限られているため、大きな効果は得られにくいと考えます。またパンフレットを置くだけでは、住民の関心や意識の違いによって行動を起こす人とそうでない人が顕著に分かれてしまうと考えられるため不適切です。

2.(誤)
高血圧教室に来ている人に対するアプローチは「ハイリスクアプローチ」になるため不適切です。また、教室に来ている人は意識が高い人が多いと考えられ、「ポピュレーションアプローチ」には適していません。

3.(正)
スーパーマーケットは日常的に幅広い世代の住民が立ち寄るため「ポピュレーションアプローチ」にふさわしいです。スーパーマーケットは健康に興味がない人の目にも触れ、商品を手にとってもらいやすいという特徴があり、実際に商品とPOPがあると、さらに商品の利用が促進されると考えられるので適切です。

4.(誤)
社員食堂は利用者が限られているため、住民全体への働きかけは難しいです。よって不適切です。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

正解は【3】です

1.×

県民への働きかけの一つとして、保健所にパンフレットを置くことは良いかもしれませんが、保健所へ行く対象者が限られているので、不適切です。

2.×

高血圧教室に参加する対象者は、「減塩」について、人一倍気を付けていて、減塩商品についても普段から活用している可能性が非常に高いです。

そのため、今までに減塩商品を活用したことのない、新しい方へのアプローチ方法としては不適切です。

3.

ナッジとして、対象者が意識的、あるいは無意識的に望ましい行動を選択するための方法として、最も適切な方法だと推察されます。

4.×

卓上に減塩調味料を置くことは非常に良いアイディアですが、県内事業所の社員食堂を利用する対象者は限られているので、不適切と考えられます。

1

正答は(3)

・ポピュレーションアプローチ

→集団に働きかけて危険因子を取り除く方法です。食環境作りの際によく用いられ、栄養教育の場にもあまり関わらない人も対象となります。

・ハイリスクアプローチ

→より高いリスク(危険度)を持つ人に対して、その危険因子を取り除くことによって疾病を予防する方法です。

1.(誤)

「ポピュレーションアプローチ」ではありますが、保健所に日常的に立ち入る人は少ないため大きな効果は得られにくいと考えます。またパンフレットを置くだけでは、住民の関心や意識の違いによって行動を起こす人とそうでない人が顕著に分かれてしまうと考えられるため不適切です。

2.(誤)

高血圧教室に来ている人に対するアプローチは「ハイリスクアプローチ」になるため不適切です。

3.(正)

スーパーマーケットは日常的に住民が立ち寄るところであり「ポピュレーションアプローチ」です。また、スーパーマーケットに実際に商品とPOPがあることで、商品の利用が促進されると考えられるため適切です。

4.(誤)

社員食堂は特定の人に対するアプローチになるため、住民全体への働きかけは難しいです。よって不適切です。

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