管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問28
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
消化器疾患と、頻度の高い原因の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 食道がん ――― カンジダ
- 胃潰瘍 ―――― サルモネラ
- 慢性肝炎 ――― ヘリコバクター・ピロリ
- 胆石症 ―――― B型肝炎ウイルス
- 急性膵炎 ――― アルコール
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この過去問の解説 (3件)
01
正答は【5】です。
1.×
食道がんの主な要因は、「喫煙と飲酒」などです。カンジダが原因で生じるのは、カンジダ属の真菌というカビの一種により起こる、性器の感染症です。
2.×
胃潰瘍の主な要因は、「ピロリ菌の感染、服薬の副作用、ストレス、喫煙・飲酒」です。サルモネラが原因で生じるのは、サルモネラ感染症で、食中毒を引き起こします。
3.×
慢性肝炎の主な要因は、ウイルス性疾患によるものが多いですが、アルコール摂取過多や、肥満などの生活習慣も原因になる場合があります。B型肝炎ウイルスや、C型肝炎ウイルスなどのウイルス性疾患が、主な原因の大部分を占めています。ヘリコバクターピロリが原因で生じるのは、胃がんです。
4.×
胆石症の主な要因は、肥満やストレス、暴飲暴食などの生活習慣が考えられています。
5.〇
急性膵炎の主な要因は、アルコールと胆石が多くを占めています。
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02
消化器疾患の食道、胃、肝臓、胆のう、膵臓などの原因、疾患の特徴を確認しましょう。
食道がんーーー飲酒、喫煙
胃潰瘍ーーーヘリコバクター・ピロリ
慢性肝炎ーーー肝炎ウイルス
胆石症ーーー肥満、家族歴
正解です。
消化器疾患の食道、胃、肝臓、胆のう、膵臓などの原因、疾患の特徴を確認しましょう。
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03
消化器(食道、胃、肝臓、胆のう、膵臓)疾患と、頻度の高い原因の組み合わせです。
それでは、問題をみていきましょう。
×食道がんの「頻度の高い原因」は喫煙とアルコールです。
カンジダは、カンジダ属の真菌によって起こる感染症です。
× 胃潰瘍の「頻度の高い原因」はヘリコバクター・ピロリ感染や、非ステロイド系抗炎症薬の使用です。
サルモネラは、感染性腸炎の「頻度の高い原因」です。
× 慢性肝炎の「頻度の高い原因」は、B型肝炎、C型肝炎などウイルス性の肝炎です。
ヘリコバクター・ピロリは、胃潰瘍の「頻度の高い原因」です。
× 胆石症の「頻度の高い原因」は、肥満や2型糖尿病、脂質異常症です。
胆石の成分によってコレステロール胆石と、色素胆石があります。
コレステロール胆石は、全体の60%を占めています。
色素胆石の成因に関係するのは細菌感染です。
B型肝炎ウイルスは、慢性肝炎の「頻度の高い原因」です。
〇 急性膵炎の「頻度の高い原因」はアルコールです。
主な原因は、男性ではアルコールが半数、女性では胆石が40%。
「疾患の原因」は栄養の指導又は治療食で改善するものもあり、実務と関連付けて考えると理解しやすいでしょう。
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