管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問34

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問題

第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

交感神経の興奮で起こる反応である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 瞳孔は、縮小する。
  • 気管支は、収縮する。
  • 肝臓のグリコーゲン分解は、抑制される。
  • 皮膚の血管は、拡張する。
  • 発汗する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は【5】です。

1.×

瞳孔は、「散大」します。

2.×

気管支は、「拡張」します。

3.×

肝臓のグリコーゲン分解は、「促進」されます。

4.×

皮膚の血管は、「収縮」します。

5.

汗腺が刺激されて、汗の分泌が増加します。

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02

交感神経の興奮で起こる反応は緊張です。

瞳孔拡大、血圧上昇、呼吸や脈拍が早くなり、筋肉は硬直し、汗も出やすい状態になります。

では問題をみていきましょう。

選択肢1. 瞳孔は、縮小する。

× 交感神経の興奮で、瞳孔は、拡大します。

瞳孔を拡大すると暗いところでもよく見えるようになります。

選択肢2. 気管支は、収縮する。

× 交感神経の興奮で、気管支は、拡張します。

交感神経が興奮する日中は、気管支を拡張させ、空気を十分取り入れます。

選択肢3. 肝臓のグリコーゲン分解は、抑制される。

× 交感神経の興奮で、肝臓のグリコーゲン分解は、促進されます。

グリコーゲンを分解し、血糖値をあげます。

選択肢4. 皮膚の血管は、拡張する。

× 交感神経の興奮で、皮膚の血管は縮小します。

活動中、皮膚からの出血を防ぐことができます。

選択肢5. 発汗する。

〇 交感神経の興奮で、発汗します。

脳の視床下部から汗を出す指令が交感神経に伝えられ、交感神経からアセチルコリン(発汗を促す物質)が分泌されます。

アセチルコリンは、エクリン汗腺にある受容体に結合し、刺激が伝わるとエクリン汗腺から汗が出ます。

まとめ

交感神経の興奮で起こる反応について解説しました。

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03

交感神経、副交感神経の反応について確認しましょう。

選択肢1. 瞳孔は、縮小する。

瞳孔は、拡大します。

選択肢2. 気管支は、収縮する。

気管支は、拡張します。

選択肢3. 肝臓のグリコーゲン分解は、抑制される。

肝臓のグリコーゲン分解は、促進され、血糖値上昇に働きます。

選択肢4. 皮膚の血管は、拡張する。

交感神経は、皮膚の血管を収縮させ、血圧が上昇します。

選択肢5. 発汗する。

正解です。

まとめ

交感神経、副交感神経の反応について確認しましょう。

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