管理栄養士の過去問 第36回 午前の部 問35
この過去問の解説 (3件)
正答は【2】です。
1.×
肺がんは、女性よりも「男性」に多いです。
2.〇
気管支喘息は、気道狭窄による喘鳴、呼吸困難、咳をこうする疾患で、閉塞性肺障害を呈します。
3.×
COPDの病期分類については、年齢・性別・体格別の1秒量の正常予測値に対する1秒量の割合(%1秒量)を用いて評価します。
4.×
アスベルギルス肺炎は、ウイルスではなく、「真菌」が原因で生じます。
5.×
ツベルクリン反応は、「結核」の検査です。肺がんの検査は、主に胸部X線検査が行われます。
呼吸器疾患は、気管支や肺、胸膜などに起こる疾患の総称です。
では、問題をみていきましょう。
× 肺がんは、女性より男性に多いがんです。
肺がんは、男性の死亡率、第一位です。
〇 気管支喘息は、閉塞性肺障害を呈します。
長期にわたり有害物質を吸入することで、気管支や肺に慢性の炎症が起こり、やがて進行性の肺機能の低下を起こす病気を閉塞性肺機能障害といいます。
× COPDの病期分類は、X線所見で分類されません。
予測1秒量に対する比率(対標準1秒量:%FEV1)が用いられます。
× アスペルギルス肺炎は、ウイルスが原因ではありません。
【アスペルギルス肺炎の原因】
アスペルギルスはどこにでもある真菌です。
アスペルギルスを経気道感染して、肺に発生します。
アスペルギルスは健常者は感染することがありません。
× ツベルクリン反応は、結核感染を診断する検査法です。
肺がんが疑われる場合は、まずX線検査を行います。
肺がん、閉塞性肺障害、COPDの病期分類、結核感染などの呼吸器疾患についての問題でした。分類など暗記部分もあるので、しっかりと復習しましょう。
呼吸器疾患の機能障害について確認しましょう。
肺がんは、男性に多いです。
正解です。
COPD の病期は、スパイロメータを用いた肺機能検査によって分類されます。
アスペルギルス肺炎は、真菌が原因です。
ツベルクリン反応は、結核の感染の有無を調べるものです。
呼吸器疾患の機能障害について確認しましょう。
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