管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問49

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問題

第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

食品に含まれるたんぱく質に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 大豆に含まれる主なたんぱく質は、カゼインである。
  • 米に含まれる主なたんぱく質は、グルテニンである。
  • コラーゲンは、冷水によく溶ける。
  • グリシニンは、等電点において溶解度が最大となる。
  • オボアルブミンは、変性すると消化されやすくなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は【5】です。

1.×

大豆に含まれる主なたんぱく質は、「グリシニン」です。

カゼインは、牛乳に含まれる主なたんぱく質です。

2.×

グルテニンは、小麦に多く含まれるタンパク質で、粘弾性があります。

米に含まれる主なたんぱく質は、「オリゼニン」です。

3.×

コラーゲンは、一般に冷水には溶解せず、冷水中に浸すと吸水し、膨潤します。

4.×

グリシニンは、等電点において、溶解度は「最小」となります。

5.

オボアルブミンは、卵白に含まれ、卵の主要なアレルゲンです。

オボアルブミンは、加熱によるたんぱく質変性で活性が低下します。

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02

食品に含まれるたんぱく質は名前がよく似ているため、それぞれのものと合わせながら確認しましょう。

選択肢1. 大豆に含まれる主なたんぱく質は、カゼインである。

大豆に含まれる主なたんぱく質は、グリシニンです。

選択肢2. 米に含まれる主なたんぱく質は、グルテニンである。

米に含まれる主なたんぱく質は、オリゼニンです。

選択肢3. コラーゲンは、冷水によく溶ける。

コラーゲンは、冷水に溶けにくいです。

選択肢4. グリシニンは、等電点において溶解度が最大となる。

グリシニンは、等電点において溶解度が最小となります。

選択肢5. オボアルブミンは、変性すると消化されやすくなる。

正解です。

まとめ

食品に含まれるたんぱく質は名前がよく似ているため、それぞれのものと合わせながら確認しましょう。

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03

食品に含まれるたんぱく質に関する記述です。

食品は、大豆、米、コラーゲン、グリシニン、オボアルブミンについての記述です。

問題をみていきましょう。

選択肢1. 大豆に含まれる主なたんぱく質は、カゼインである。

× 大豆に含まれる主なたんぱく質は、グリシニンです。

カゼインは牛乳のたんぱく質です。

選択肢2. 米に含まれる主なたんぱく質は、グルテニンである。

× 米に含まれる主なたんぱく質は、オリゼニンです。

グルテニンは、こむぎのたんぱく質です。

選択肢3. コラーゲンは、冷水によく溶ける。

× コラーゲンは、冷水によく溶けません

コラーゲンは本来水に溶けにくい性質があります。

選択肢4. グリシニンは、等電点において溶解度が最大となる。

× グリシンは、等電点において溶解度が最小となります。

等電点は、たんぱく質などの両性電解質の電荷平均が0になるpHのことです。

等電点では、溶解度が最小となります。

選択肢5. オボアルブミンは、変性すると消化されやすくなる。

〇 オボアルブミンは、変性すると消化されやすくなります

オボアルブミンは、卵白を構成する主要なたんぱく質です。

まとめ

食品のたんぱく質について復習しましょう。

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