管理栄養士の過去問 第36回 午前の部 問69
この過去問の解説 (3件)
正解は 3 です。
血糖値が低下すると、エネルギー生産のためにトリアシルグリセロールが分解され、血中の遊離脂肪酸濃度が上昇します。
すると、摂食中枢が刺激され食欲促進に繋がります。
他にも摂食中枢の刺激要因として、胃壁の収縮なども挙げられます。
逆に、食べ物が体に入ってくることで胃壁が伸展し、
血中グルコース濃度、レプチン分泌量が増加します。
すると満腹中枢が刺激され、満腹感を感じます。
そのため、選択番号1,2,4,5は満腹感を感じる要因となるものです。
食欲を促進させる要因についての問題です。
食欲のコントロールは、脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢によって行われています。
満腹中枢は、視床下部にあり、興奮すると摂食を抑制します。
血中グルコース濃度が上昇すると、満腹感を覚えるため、食欲は抑制されます。
血中遊離脂肪酸は、中性脂肪が分解されてエネルギー源となるため、その濃度の上昇は食欲を促進させます。
レプチンは、脂肪細胞から分泌されるホルモンです。
満腹中枢を刺激し、食欲を抑制させます。
胃壁の伸展は、食欲を抑制させます。
空腹時には胃からグレリンというホルモンが分泌され脳内の視床下部にある摂食中枢まで到達して空腹を伝達します。空腹の状態が続くと体内の脂肪が分解されて脂肪酸が遊離しそれが摂食中枢を刺激します。
満腹中枢は摂食後に活性化します。
食欲の促進の要因は摂食中枢が興奮です。
グルコース濃度が下がると空腹感が出現し、食欲が促進します。
血中グルコース濃度は摂食後に上昇します。
正しいです。
エネルギーの不足により体内の脂質を分解したときに血中遊離脂肪酸濃度が上昇します。
レプチンは満腹中枢を刺激するホルモンです。
摂食中枢を刺激するのがグレリンです。
胃壁の進展は食欲を抑制します。
摂食中枢と満腹中枢の仕組みについて理解しておきましょう。
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