管理栄養士の過去問
第36回
午前の部 問68

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問題

第36回 管理栄養士国家試験 午前の部 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

栄養素とその過剰摂取による健康障害の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • ビタミンE ――― 頭蓋内圧亢進
  • ビタミンB1 ―― 血液凝固障害
  • ビタミンB2 ―― 胎児奇形
  • カルシウム ――― 尿路結石
  • マグネシウム ―― 高血圧症

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

尿路結石の原因としてシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムなどの

カルシウム結石が多く挙げられます。

尿中カルシウム量が増えることでカルシウム結石の形成へと繋がります

1:頭蓋内圧亢進はビタミンAの過剰摂取によって引き起こされます。

2:血液凝固障害はビタミンK欠乏との関わりが示唆されています。

3:胎児奇形はビタミンAの過剰摂取によって引き起こされます。

5:高血圧症はナトリウムの過剰摂取によって引き起こされます。

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02

栄養素には、過剰に摂取することで、健康障害を引き起こす可能性があるものがあります。

選択肢1. ビタミンE ――― 頭蓋内圧亢進

頭蓋内圧亢進症は、ビタミンAの過剰摂取により引き起こされます。

頭蓋内圧亢進症の症状は、頭痛嘔吐うっ血乳頭などです。

選択肢2. ビタミンB1 ―― 血液凝固障害

血液凝固障害に関係しているビタミンは、ビタミンKです。

ビタミンKは、血液凝固因子を作る際に必要な成分です。

ビタミンKが欠乏することで引き起こされる症状には、出血皮下出血鼻血胃出血腸出血などがあります。

選択肢3. ビタミンB2 ―― 胎児奇形

胎児奇形はビタミンAの過剰摂取により引き起こされます。

細胞分裂に必要なビタミンAですが、ビタミンAの過剰摂取により亢進しすぎると、妊娠初期の胎児の奇形を引き起こす原因になります。

主に、頭蓋眼球心臓などに奇形が起こる可能性が高いです。

選択肢4. カルシウム ――― 尿路結石

正しい組合せです。

尿路結石の原因は、ほとんどが尿に含まれるカルシウムによるものです。

選択肢5. マグネシウム ―― 高血圧症

高血圧症はナトリウムの過剰摂取により引き起こされます。

肥満過度の飲酒運動不足ストレス喫煙も高血圧の原因となります。

まとめ

欠乏や過剰摂取により、健康障害が引き起こされます。

栄養素の働きをよく理解しましょう。

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03

脂溶性のビタミンは体内に蓄積しやすく過剰摂取は健康障害につながりやすくなります。

選択肢1. ビタミンE ――― 頭蓋内圧亢進

頭蓋内圧亢進はビタミンAの過剰摂取により起こります。

選択肢2. ビタミンB1 ―― 血液凝固障害

血液凝固障害はビタミンK欠乏症により起こります。

選択肢3. ビタミンB2 ―― 胎児奇形

胎児奇形はビタミンAの過剰摂取により起こります。

選択肢4. カルシウム ――― 尿路結石

正しいです。

高カルシウム尿症が原因となります。

選択肢5. マグネシウム ―― 高血圧症

高血圧症はナトリウムの過剰摂取によって起こります。

まとめ

栄養素の過剰摂取によるリスクについて理解しておきましょう。

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