管理栄養士の過去問 第36回 午前の部 問93
この過去問の解説 (3件)
正解は 5 です。
高血圧予防とヨウ素との関係性は報告されていません。
1:食物繊維は小腸で消化吸収されずに大腸まで達することから
便秘予防だけでなく高血圧予防、血中コレステロール濃度の低下など、
多くの機能があることが報告されています。
2:カリウムには体内の過剰ナトリウムを排出する作用があります。
3:カルシウム摂取によりナトリウム排泄が増加する報告があり、
積極的な摂取が高血圧予防に繋がります。
4:マグネシウムには血管拡張作用があるので、
積極的な摂取が高血圧予防に繋がります。
高血圧予防に効果的な栄養素はカリウム、食物繊維、マグネシウム、カルシウム、GABA、ポリフェノール、イソフラボンなどがあります。
正しいです。
食物繊維は高血圧予防や整腸効果、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下まどの効果があります。
正しいです。
カリウムにはナトリウムの排出を促進して血圧を下げる働きがあります。
正しいです。
カルシウムが不足すると甲状腺ホルモンやプロビタミンDが分泌され、これが心臓や血管を収縮させることで血圧の上昇につながります。
正しいです。
マグネシウムは腎臓から余分なナトリウムを排出する働きを助けます。
ヨウ素は高血圧予防と関係性は示されていません。
高血圧予防に効果のある栄養素を理解しておきましょう。
様々な原因で高血圧が引き起こりますが、食事によって予防することができます。
栄養素の特徴を理解しましょう。
食物繊維は、腸内の余分な糖や脂質を排泄するほか、体内のナトリウムを吸着し、排泄を促すことによって、血圧上昇を抑制します。
カリウムには、ナトリウムとともに、細胞の浸透圧に関わる働きがあります。
腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進するため、血圧の上昇を抑制します。
カルシウムの摂取が不足すると、血管内の筋肉が硬くなり、高血圧を引き起こします。
マグネシウムには、血管の収縮を抑制する働きがあるため、血圧上昇を予防します。
現状、ヨウ素と高血圧の関係については、報告されていません。
栄養素の働きによって予防できる疾病は、高血圧以外にもあります。
高血圧の原因と栄養素の働きについて理解を深めましょう。
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