管理栄養士の過去問 第36回 午後の部 問111
この過去問の解説 (4件)
解答は【2】です。
1.×
インフォームド・コンセントとは、医療従事者側からの十分な説明と、患者側の理解や納得、同意や選択のことです。
2.〇
アドヒアランスとは、患者自身が主体的、積極的に治療方針の決定に参加し、その治療に従うことです。
3.×
コンプライアンスとは、治療に関する医師などの指示を、患者が遵守するかどうかを示すことです。
指示を守る場合は「コンプライアンスが高い」、守らない場合は「コンプライアンスが低い」といいます。
4.×
バリアンスとは、クリニカルパスにおける計画と、結果の差異のことで、予測通りの結果にならない状態を示しています。
5.×
ノーマリゼーションとは、障害者や高齢者を特別視することなく、一般社会の中で、普通の生活を送ることのできるような条件を整えて、全ての人が一緒に生活できる社会・環境をつくることを目指す概念です。
1 .インフォームド・コンセント ―― 予想プロセスからの逸脱
✖⇒インフォームド・コンセントとは、医療行為を受ける前に、医療行為についてわかりやすく十分な説明をしっかりと受け、内容について十分納得したうえでその行為に同意をすることを言います。「インフォームド=正しい理解」/「コンセント=合意」
予想プロセスからの逸脱は、「バリアンス」が適していると考えられます。
2 .アドヒアランス ―――――――― 患者が治療へ積極的に参加すること
〇⇒正解です。
3 .コンプライアンス ――――――― 障がい者と健常者との共生
✖⇒コンプライアンスと同意語で、納得して自分の意志で行うことを指します。
障碍者と健常者との共生は、「ノーマリゼーション/ノーマライゼーション」が適していると考えられます。
4 .バリアンス ―――――――――― 内部環境の恒常性を維持すること
✖⇒バリアンスの説明は(1)の通りです。
内部環境の恒常性を維持することは、「ホメオスタシス」が適していると考えられます。
5 .ノーマリゼーション ―――――― 情報開示に対する患者の権利
✖⇒ノーマリゼーションの説明は(3)の通りです。
情報開示に対する患者の権利は、「リスボン宣言(賢者の権利宣言)」によるものが適していると考えられます。
臨床栄養に関する用語とその内容について見ていきましょう。
インフォームドコンセントとは、患者への説明と同意のことです。
正解です。
コンプライアンスとは、患者がの指示を守り治療に関する医師などの指示を守り治療に参加することです。
バリアンスとは、予想プロセスからの逸脱のことです。
ノーマリゼーションとは障がい者と健常者との共生のことです。
正解は2です。
1⇒インフォームドコンセント:診療内容、治療方針等を医師が十分に説明し、患者の同意を得る こと。
2⇒正解です。
3⇒コンプライアンス:法令遵守。会社の規則、法令を守ること。
4⇒バリアンス:クリニカルパスからの逸脱。相違、不一致など。
*クリニカルパス:標準的な治療計画のこと。
5⇒ノーマリゼーション:障がい者と健常者との共生
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