管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問138

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問題

第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問138 (訂正依頼・報告はこちら)

国民健康・栄養調査(国民栄養調査)結果の栄養素等摂取量について、年次推移を図に示した。図のa~dに該当する組合せとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
  • a:動物性たんぱく質  b:動物性脂質  c:炭水化物  d:エネルギー
  • a:動物性たんぱく質  b:動物性脂質  c:エネルギー  d:炭水化物
  • a:動物性脂質  b:エネルギー  c:動物性たんぱく質  d:炭水化物
  • a:動物性脂質  b:動物性たんぱく質  c:エネルギー  d:炭水化物
  • a:動物性脂質  b:動物性たんぱく質  c:炭水化物  d:エネルギー

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この過去問の解説 (4件)

01

厚生労働省が発表している「日本人の栄養と健康の変遷」や、国民健康・栄養調査結果等から、脂肪エネルギー比率(総脂質の総エネルギーに占める割合)と総脂質に占める動物性脂肪比率は年々上昇傾向が続いており、反対に穀類の摂取量減少傾向にあります。

1960年代から70年代にかけて、エネルギー摂取量の増加とともに、たんぱく質、脂質の摂取量増加し、炭水化物の摂取量減少しています。

また、1976年以降は、エネルギー摂取量減少傾向です。

動物性脂質の摂取↑↑

動物性たんぱく質の摂取

エネルギーの摂取量

炭水化物の摂取量↓↓

このイメージを持っておきましょう!

参考になった数28

02

解答は【4】です。

近年、

 ・動物性たんぱく質 = 横ばい

 ・動物性脂質    = 増加傾向

 ・炭水化物     = 減少傾向

 ・エネルギー    = やや減少傾向  となっています。

1.×

a=動物性たんぱく質ではありません。

動物性たんぱく質の摂取量は、近年横ばい状態です。

2.×

a=動物性たんぱく質ではないので、異なります。

3.×

a=動物性脂質は増加傾向ですが、b=エネルギーが増加傾向を示しているので異なります。

4.

最も適当です。

5.×

エネルギー摂取量は、1970~1073年頃に増加し、1975年以降は漸減傾向となっているため、d=エネルギーではありません。

参考になった数4

03

国民健康・栄養調査(国民栄養調査)結果の栄養素等摂取量について、年次推移をみていきましょう。

1955年は戦後で高度経済成長の時期です。

大きく増加した栄養素は、動物性脂質、次が動物性たんぱく質です。

(aは、動物性脂質、bは、動物性たんぱく質)

 

炭水化物は減少傾向、エネルギー量は高度経済成長後は減少してその後横ばいです。

(cは、エネルギー量、dは、炭水化物)

選択肢1. a:動物性たんぱく質  b:動物性脂質  c:炭水化物  d:エネルギー

✖ 「a:動物性たんぱく質 b:動物性脂質 c:炭水化物 d:エネルギー」の組み合わせは間違いです

 

a:動物性脂質 b:動物性たんぱく質 c:エネルギー d:炭水化物です。

選択肢2. a:動物性たんぱく質  b:動物性脂質  c:エネルギー  d:炭水化物

✖ 「a:動物性たんぱく質 b:動物性脂質 c:エネルギー d:炭水化物」の組み合わせは間違いです

 

a:動物性脂質 b:動物性たんぱく質です。

選択肢3. a:動物性脂質  b:エネルギー  c:動物性たんぱく質  d:炭水化物

✖ 「a:動物性脂質 b:エネルギー c:動物性たんぱく質 d:炭水化物」の組み合わせは間違いです

 

b:動物性たんぱく質 c:エネルギーです。

選択肢4. a:動物性脂質  b:動物性たんぱく質  c:エネルギー  d:炭水化物

〇 「a:動物性脂質 b:動物性たんぱく質 c:エネルギー d:炭水化物」は正解です

 

1955年から動物性脂質、次に動物性たんぱく質が増えてエネルギー、炭水化物は減少傾向です。

選択肢5. a:動物性脂質  b:動物性たんぱく質  c:炭水化物  d:エネルギー

✖ 「a:動物性脂質 b:動物性たんぱく質 c:炭水化物 d:エネルギー」の組み合わせは間違いです

 

c:エネルギー d:炭水化物です。

まとめ

毎年11月に実施される国民健康・栄養調査の結果は多くの情報があります。

毎年動向をチェックして、国民の健康情報を栄養の指導に活用しましょう。

 

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04

動物性脂質    ⇒ 増加

動物性たんぱく質  横ばい

エネルギー    ⇒ 減少

炭水化物     ⇒ 減少

 

となっている図が適切です。

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