管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問143

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問題

第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問143 (訂正依頼・報告はこちら)

国民健康・栄養調査の栄養摂取状況調査に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 3日間行われる。
  • 調査日は、参加が得られやすいよう、日曜日を設定できる。
  • 調理による食品中の栄養素量の変化は、考慮しない。
  • 対象世帯の個人の摂取量は、案分比率で把握する。
  • 対象者は、20歳以上である。

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この過去問の解説 (4件)

01

解答は【4】です。

国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づいて行われ、国民の身体の状況、栄養素等摂取および生活習慣の状況を明らかにして、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的としています。

1.×

調査日1日の3食の食事を調査します。

2.×

調査日は、「日曜日及び祝祭日を除く」11月の任意の1日です。

3.×

調理後の成分値が収載されている食品については、その数値を使用し、そのほかの食品については、収載されている調理による重量変化率を加味して算出します。

4.

案分比率とは、世帯全体で摂取した食品を、家族でどうわけたのかを記載してもらい、1人あたりの摂取量を算出する方法です。

5.×

栄養摂取状況調査票は「1歳以上」が対象となります。

生活習慣調査票が20歳以上が対象者です。

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02

1 .3日間行われる。

 ✖⇒1995年より、1日間の調査となっています。

2 .調査日は、参加が得られやすいよう、日曜日を設定できる。

 ✖⇒日曜日及び祝祭日を除く任意の1日とされています。

3 .調理による食品中の栄養素量の変化は、考慮しない。

 ✖⇒調理による変化を考慮した成分値を用いているため、考慮すると言えます。

4 .対象世帯の個人の摂取量は、案分比率で把握する。

 (案分比率(=比例案分法)とは、世帯での食品使用量を食した人の比率で分ける方法のことを言います。)

5 .対象者は、20歳以上である

 ✖⇒1歳以上とされています。

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03

国民健康・栄養調査の栄養摂取状況調査に関する問題をみていきましょう。

選択肢1. 3日間行われる。

✖ 3日間行われる」は間違いです

 

1日の調査です。

選択肢2. 調査日は、参加が得られやすいよう、日曜日を設定できる。

✖ 「調査日は、参加が得られやすいよう、日曜日を設定できる」は間違いです

 

日曜日は設定できません。

 

 

選択肢3. 調理による食品中の栄養素量の変化は、考慮しない。

✖ 「調理による食品中の栄養素の変化は、考慮しない」は間違いです

 

日本食品成分表に、調理後の食品が掲載されているものは、調理による変化を考慮します。

選択肢4. 対象世帯の個人の摂取量は、案分比率で把握する。

〇 「対象世帯の個人の摂取量は、案分比率で把握する」は正解です

 

案分比率とは

食べた料理を家族でどのように分けて食べたかの比率のことです。

選択肢5. 対象者は、20歳以上である。

✖ 「対象者は、20歳以上である」は間違いです

 

対象者は、11月1日を規準にして、満1歳以上です。

まとめ

国民健康・栄養調査について、しっかり覚えて解答しましょう。

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04

国民健康・栄養調査の栄養摂取状況調査に関する内容について確認していきましょう。

選択肢1. 3日間行われる。

1日間行われます。

選択肢2. 調査日は、参加が得られやすいよう、日曜日を設定できる。

調査日は日曜日及び祝祭日を除く任意の1を設定します。

選択肢3. 調理による食品中の栄養素量の変化は、考慮しない。

調理による食品中の栄養素量の変化は考慮します

選択肢4. 対象世帯の個人の摂取量は、案分比率で把握する。

正解です。

選択肢5. 対象者は、20歳以上である。

対象者は1歳以上です。

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