管理栄養士の過去問 第36回 午後の部 問145
この過去問の解説 (3件)
1 .国際的な栄養表示ガイドラインの策定
―――コーデックス委員会(CAC)
② .母子栄養に関する世界栄養目標(Global Nutrition Targets)の設定
―――世界保健機関(WHO)
3 .NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略の作成
―――世界保健機関(WHO)
4 .世界栄養会議(International Conference on Nutrition)の主催
―――国際栄養科学連合(IUNS)
5 .食物ベースの食生活指針の開発と活用に関する提言
―――世界保健機関(WHO)/国連食糧農業機関(FAO)
それぞれの組織がどのような公衆栄養活動をおこなっているのかを復習してみましょう。
また、その活動がどのような種類/傾向かを把握できると、違う切り口で問われた問題にも対応しやすいです。
解答は【2】です。
1.×
国際的な栄養表示ガイドラインの策定は、コーデックス委員会が策定しています。
コーデックス委員会とは、FAO/WHO合同食品規格計画の実施機関として、1962年にFAOとWHOが合同で設立した国際政府間組織です。
2.〇
Global Nutrition Targetsは、WHOの管轄です。
「5歳未満の発育阻害の子供の人数を40%削減する」や、「妊娠可能年齢の女性の貧血の割合を50%削減する」など、6つの世界栄養目標があります。
3.×
NCDs の予防と対策のためのグローバル戦略の作成も、WHOの管轄です。
NCDsに関する9つの世界目標があり、NCDs対策として重要なのは、減塩および高血圧・肥満・糖尿病の削減であることが示されています。
4.×
世界栄養会議(国際栄養学会議)は、国際栄養科学連合(International Union of Nutritional Sciences, IUNS)の主催です。
5.×
食物ベースの食生活指針の開発と活用に関する提言は、国連食糧農業機関と世界保健機関の合同専門家会議により提案されました。
国際的な公衆栄養活動とその組織の組合せについて見ていきましょう。
国際的な栄養表示ガイドラインの策定は、コーデックス委員会(CAC)が策定しています。
正解です。
NCDsの予防と対策のためのグローバル戦略の作成は、世界保健機関(WHO)の管轄です。
世界栄養会議(ICN)は、国際栄養科学連合(IUNS)の主催です。
食物ベースの食生活指針の開発と活用は、世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)により提案されました。
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