管理栄養士の過去問 第36回 午後の部 問155
この過去問の解説 (3件)
正解は「献立は、食に関する指導の全体計画を踏まえて作成する。」です。
→【×】日本人の食事摂取基準では性・年齢別に設定がされていますが、学校給食摂取基準は年齢のみで分けられて設定されています。
→【○】学校給食は食育の媒体としても使うことができるため、摂取栄養素だけでなく食育指導の計画を踏まえて作成します。
→【×】アレルギーへの対応は行いますが、嗜好についての対応は献立レベルでは行いません。
→【×】地場産物を取り入れることは、労務費ではなく材料費の抑制につながります。
→【×】学校給食において、献立作成業務は委託できません。その他にも施設によって委託できる業務・できない業務が異なるため確認しておくと良いでしょう。
(参考)学校給食実施基準 文部科学省
https://www.mext.go.jp/content/20210212-mxt_kenshoku-100003357_4.pdf
※最後のページに学校給食摂取基準が載っています。
①× 性・年齢別の基準値は設定されていません。
②○ 献立は、食に関する指導の全体計画を踏まえて作成します。
③× 児童生徒の嗜好すべては献立に反映しません。
④× 地場産物を多く献立に組み込むと、下処理に時間を多く要するので、労務費は増加します。
⑤× 学校給食の献立作成は業務委託できません。
学校における給食の位置付けを理解しておきましょう。
不適切です。
学校給食摂取基準には性別の基準は設定されておらず、年齢別の基準のみ設定されています。
適切です。
適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること以外にも、食事についての理解を深めること、伝統的な食文化について理解を深めること、食料の生産・流通・消費について理解することなど、食に関する指導の全体計画を踏まえて作成します。
不適切です。
アレルギー食品の除去対応はしますが、嗜好食品の対応は行っていません。
不適切です。
地場産物を取り入れることは、労務費を抑えることにはつながりません。
地場産物を取り入れることで、生産者と消費者が近いため新鮮な食材を使用することができます。
また、その地域の食文化を継承していく郷土料理給食にも使用されています。
不適切です。
学校給食の献立作成業務は委託できません。
設置者が直接責任をもって実施すべきものであるとしています。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。