管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問156
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問156 (訂正依頼・報告はこちら)
コンベンショナルシステムからセントラルキッチンシステムに移行することになった。移行計画と経営管理のプロセスとの組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 経営方針に基づく移行計画の策定 ――――――――――――― 指揮
- 移行計画を実行するための担当業務の明確化 ―――――――― 計画
- 移行計画の目標に向けた指導 ――――――――――――――― 調整
- 移行計画進行中に発生した問題の担当者間での協議 ――――― 組織化
- 移行計画進行中の、経営方針に適合しない実施活動の制限 ―― 統制
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この過去問の解説 (3件)
01
コンベンショナルシステムとは給食の調理から提供までの全てを同一施設で行うシステムのことです。
セントラルキッチンシステムとは1つの厨房で複数の施設の食事を調理し、各施設に配送するシステムのことです。
計画…経営の目標を設定し計画、戦略を立てること
組織化…合理的に組織する。業務の分担や責任を明確にすること
指揮・命令…達成のために指揮指導を行い、活動を行わせる。自主的に行動できるようにする。
調整…適切な計画であるか確認し、改善する。
統制…計画の進捗状況に応じて指導、制限する。
①× 移行計画の策定は計画にあたります。
②× 担当業務の明確化は組織化にあたります。
③× 目標に向けた指導は指揮・命令にあたります。
④× 担当者間での協議は調整にあたります。
⑤○
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02
正解は「移行計画進行中の、経営方針に適合しない実施活動の制限 ―― 統制」です。
→【×】計画
→【×】組織化
→【×】指揮
→【×】調整
→【○】
経営管理のプロセスは5つの要素があります。
①計画
今後の経営目標を決め、目標に対する計画を立てます。
②組織化
計画に必要な人材や物資を集めます。さらにその分担、役割、責任などもここで明確化します。
③指揮・命令
組織化された集団に対し活動を行わせます。強制力ではなく自発的に動くよう支援することも含まれます。
④調整
活動の中で問題が起きた際の対応、計画への適合性確認を行います。
⑤統制
調整の結果に応じてさらに活動に対する指導、または制限を行います。
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03
コンベンショナルシステムとは、調理・配食が連続して行われるシステムです。
セントラルキッチンシステムでは、食材の調達と調理が1箇所に集中して行われ、各施設に配送されて、最終的な準備と提供が複数の離れた場所(サテライトキッチン)で行われます。
給食管理のプロセスには計画、組織化、指揮・命令、調整、統制があります。
それぞれの特徴を理解しておきましょう。
経営方針に基づく移行計画の策定は計画にあたります。
計画では、目的を達成するために、目標を設定し、データを集め、分析、経営戦略などを立てます。
移行計画を実行するための担当業務の明確化は組織化にあたります。
組織化では、業務相互の関係を合理的に編成して、業務分担、権限、責任を明確にします。
移行計画の目標に向けた指導は指揮にあたります。
指揮では目標達成のために、活動を行わせます。
移行計画進行中に発生した問題の担当者間での協議は調整にあたります。
調整では実施活動の実績について、計画に適合しているかをチェックし、必要ならば修正を行います。
正しい組合せです。
統制では、計画の進行状況に応じ、方針に従い、実施活動の指導・制限を行います。
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