管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問164

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問題

第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問164 (訂正依頼・報告はこちら)

食材料管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 生鮮食品の納品量は、食品受払簿に記録する。
  • 在庫食品は、発注から納品までの期間に不足しない量を確保する。
  • 植物油は、当日消費量を発注する。
  • 米の棚卸し金額は、予定献立表の使用量から算出する。
  • 砂糖の期首在庫量は、当月の購入量から算出する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「在庫食品は、発注から納品までの期間に不足しない量を確保する。」です。

選択肢1. 生鮮食品の納品量は、食品受払簿に記録する。

→【×】生鮮食品は即日消費し在庫とならないため食品受払簿へ記録しません。

選択肢2. 在庫食品は、発注から納品までの期間に不足しない量を確保する。

→【○】

選択肢3. 植物油は、当日消費量を発注する。

→【×】一般的に一括購入の方が単価が安くなるため可能な限り一括購入をします。植物油はある程度保存が効くため一括購入で発注します。

選択肢4. 米の棚卸し金額は、予定献立表の使用量から算出する。

→【×】予定の使用量と実際の使用量は異なるため、実際の使用量から算出します。

選択肢5. 砂糖の期首在庫量は、当月の購入量から算出する。

→【×】期首在庫量とは、ある期間の初めのことをいいます。(期間の終わりは期末といいます。)

例えば1ヶ月を期間と定めたとき、5月の期首在庫量は4月の期末在庫量ということになります。つまり、期首在庫量は前月の期末在庫量から算出します。

参考になった数12

02

①× 生鮮食品は即日消費材料のため、食品受払簿には記録しなくてもよいです。

②○

③× 植物油は賞味期限が長いため、当日消費量だけの発注だけでなくてもよいです。

④× 米の棚卸し金額は、実際に使用した量から算出します。

⑤× 砂糖の期首在庫量は、前月の棚卸在庫量から算出します。

参考になった数5

03

食材料管理に関する帳票や方法を覚えておきましょう。

選択肢1. 生鮮食品の納品量は、食品受払簿に記録する。

不適切です。

食品受払簿は在庫管理に用いられます。

納品された食品や使用した食品の数量を記入するものです。

生鮮食品は即日使用するため、在庫食品にはなりません。

選択肢2. 在庫食品は、発注から納品までの期間に不足しない量を確保する。

適切です。

在庫食品は、発注から納品までの期間に不足しない量を確保します。

選択肢3. 植物油は、当日消費量を発注する。

不適切です。

植物油は在庫食品です。

賞味期限も長く、一度に大量に消費しないこともあります。

当日消費量のみを発注することは難しく、経費もかかってしまいます。

選択肢4. 米の棚卸し金額は、予定献立表の使用量から算出する。

不適切です。

米の棚卸し金額は、実施献立表の使用量から算出します。

選択肢5. 砂糖の期首在庫量は、当月の購入量から算出する。

不適切です。

砂糖の期首在庫量は、前月の購入量から算出します。

期首在庫とは、前期末の在庫をそのまま翌期の期首に繰り越したもののことです。

参考になった数2