管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問174
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問174 （訂正依頼・報告はこちら）
K保育園に勤務する管理栄養士である。
保育園児は、2歳10か月、女児。0歳9か月のときに、小児クリニックで大豆アレルギーと診断された。2歳0か月のとき、自宅でアナフィラキシーを起こし、救急搬送されたことがある。
医師が記載した「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」をもとに、大豆・大豆製品を完全除去した給食を提供している。エピペン®を保育園に預けている。
身長90cm、体重13kg、成長の遅滞はみられない。父、母、兄（5歳）と暮らしている。
保育園で提供しているおやつである。女児のおやつとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
保育園児は、2歳10か月、女児。0歳9か月のときに、小児クリニックで大豆アレルギーと診断された。2歳0か月のとき、自宅でアナフィラキシーを起こし、救急搬送されたことがある。
医師が記載した「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」をもとに、大豆・大豆製品を完全除去した給食を提供している。エピペン®を保育園に預けている。
身長90cm、体重13kg、成長の遅滞はみられない。父、母、兄（5歳）と暮らしている。
保育園で提供しているおやつである。女児のおやつとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ドーナツ［ 原材料：バター、卵、砂糖、おからパウダー、小麦粉、植物油 ］
- マカロニきな粉［ 原材料：マカロニパスタ、きな粉、砂糖、食塩 ］
- プリン［ 原材料：豆乳、砂糖、寒天パウダー、バニラエッセンス ］
- クッキー［ 原材料：小麦粉、バター、砂糖、食塩、イースト ］
- せんべい［ 原材料：うるち米、植物油脂、食塩、もち米粉、調味料（アミノ酸等）、植物レシチン（一部に大豆を含む）］
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この過去問の解説 （3件）
01
正解はクッキーです。
大豆由来の原料が含まれるものは、大豆アレルギーの児童のおやつとしては適しません。
おからパウダー→おからは、大豆から豆乳をしぼったあとの残った部分を指します。
きな粉→きな粉は大豆を炒って皮をむいて、それを挽いてできた粉のことです。
豆乳の原料は、大豆です。
大豆由来の原料が含まれていないので、正解です。
植物レシチン(一部に大豆を含む)とあるので、適しません。
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02
大豆由来の原料を理解しておきましょう。
アナフィラキシーとはアレルゲンを体内に取り込むことで、呼吸器症状、消化器症状、皮膚症状などが起こることです。
血圧低下や意識障害が起こる場合もあります。
不適切です。
おからは大豆由来の原料です。
大豆から豆腐を作る際に豆乳を絞った残りの部分のことです。
不適切です。
きな粉は大豆由来の原料です。
大豆を煎って挽いたものです。
不適切です。
豆乳は大豆由来の原料です。
大豆を水に浸してすりつぶし、煮詰めた汁を濾したものです。
適切です。
大豆由来の原料は含まれていません。
不適切です。
「植物性レシチン（一部に大豆を含む）」とあります。
レシチンは乳化剤の一種です。
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03
①× 原材料におからパウダーが入っているので提供できません。
②× きな粉は大豆からできていますので提供できません。
③× 原材料に豆乳が入っているので提供できません。
④○ 大豆製品が入っていないのでクッキーは提供できます。
⑤× 原材料に植物レシチン（一部に大豆を含む）となっているので提供できません。
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