管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問189
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問189 (訂正依頼・報告はこちら)
K小学校に勤務する栄養教諭である。児童の望ましい食習慣の形成を目的に、3年計画で、「朝食を毎日食べる子どもの割合の増加」を目標とした食育に取り組んでいる。評価の対象は、計画期間の3年間を通して在籍する1年生から4年生までの600人である。
この設問は、<前問>の続きの設問となります。
表に示す目標「朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合の増加」の取組内容の経過評価である。目標達成のために重要な評価指標として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
この設問は、<前問>の続きの設問となります。
表に示す目標「朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合の増加」の取組内容の経過評価である。目標達成のために重要な評価指標として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 食育だよりの発行部数
- 食育だよりの発行にかかった費用
- 食育だよりを読んだ保護者の割合
- 保護者の朝食欠食の割合
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この過去問の解説 (3件)
01
①× 発行部数では目標達成を評価できません。
②× 発行にかかった費用では目標達成を評価できません。
③○ 朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合の増加ということなので実際に便りを読んでいるかどうかで評価できると考えられます。
④× 保護者の朝食欠食の割合も大事な指標となりますが、目標達成の評価とは言えません。
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02
経過評価とは、プログラムを行っている途中で評価する項目のことです。取組が順調に進んでいるかどうかの確認を行います。
発行部数を増やしたとしても「朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合の増加」という目標達成にはつながらないため、この選択肢は不正解です。
費用は途中で評価する項目ではなく、終了後の経済評価にあたります。そのためこの選択肢は不正解です。
食育だよりを読んだ保護者の割合を確認することで、「朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合」を増やすことにつながります。最終的な結果ではなく途中段階として必要なことなので経過評価として適切であり、この選択肢が正解です。
どのようなプログラムにするかという計画段階のアセスメントとして必要な項目であり、経過を評価することにはつながらないためこの選択肢は不正解です。
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03
経過評価とは、プログラムがどのように実行されたかの評価であり、プログラム実施中に評価します。
不適切です。
食育だよりの発行部数だけでは実際に読んでいるか、理解しているか評価できないため、「朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合の増加」の評価はできません。
不適切です。
食育だよりの発行にかかった費用で「朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合の増加」の評価はできません。
費用をかけたからといって増加するものではありません。
適切です。
食育だよりを実際に読んだ保護者の割合の評価をすることは「朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合の増加」の評価につながります。
不適切です。
保護者の朝食欠食の割合は「朝食摂取の大切さを理解している保護者の割合の増加」の取組内容の経過評価とはなりません。
経過評価とは、プログラム実施中に実施するものです。
保護者の朝食欠食の割合の評価は適していません。
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