管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問190
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問190 (訂正依頼・報告はこちら)
K小学校に勤務する栄養教諭である。児童の望ましい食習慣の形成を目的に、3年計画で、「朝食を毎日食べる子どもの割合の増加」を目標とした食育に取り組んでいる。評価の対象は、計画期間の3年間を通して在籍する1年生から4年生までの600人である。
この設問は、<前問>の続きの設問となります。
2年間同じ取組を実施した。2年目が終了し、3年目の取組内容を検討している。「朝食を毎日食べる子どもの割合の増加」の目標達成に向けて3年目に取り組むべき内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
この設問は、<前問>の続きの設問となります。
2年間同じ取組を実施した。2年目が終了し、3年目の取組内容を検討している。「朝食を毎日食べる子どもの割合の増加」の目標達成に向けて3年目に取り組むべき内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 朝食欠食の子どもとその保護者を対象に、個別的な相談指導を実施する。
- 食育の授業回数を、全クラスで年1回から年4回に増やす。
- 希望者を対象に、夏休みに子ども料理教室を開催する。
- 簡単朝食メニューのレシピを冊子にして、全児童に配布する。
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この過去問の解説 (3件)
01
今回は計画期間の3年間を通して在籍している児童を対象としていることから、2年間が終了した段階で対象の児童は朝食についての食育を受けていることがわかります。1~2年目には網羅的な全体アプローチが必要ですが、それらを終了した3年目には達成できていない児童にどのような問題点があるかを把握する必要があり、それは個別のアプローチで実施することになります。
朝食についての食育はこの2年間でやってきていると考えられるので、それでも達成ができていない児童の考えを知る必要があります。
2年間を通して学習目標が達成できておらず、それが評価の結果学びの機会が少ないことが理由であれば必要な取り組みですが、単純に学習の機会を増やすだけで目標達成に繋がるとは考えにくいため、この選択肢は不正解です。
料理教室を開催することは料理ができる子どもの割合を増やすには必要な取り組みかもしれませんが、今回の目標である「朝食を毎日食べる子どもの割合の増加」に繋がるとは考えにくいため、この選択肢は不正解です。
このような全体的アプローチは1~2年目に実施する内容であり、この取り組みを行っても改善が見られない家庭ももちろんあります。そのため3年目でこの取り組みを行っても目標達成に繋がるとは考えにくいため、この選択肢は不正解です。
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02
①○ 2年間実施して改善が見込めていない家庭に関しては、保護者に個別指導を実施することによって、朝食欠食の改善が見込めると考えられます。
②× 今回は小学校ということなので、全クラスの授業回数を年1回から年4回に増やすことは、現実的に考えて難しいと考えられます。
③× 子ども料理教室の実施によって朝食欠食が改善されるとは考えにくいため、不正答となります。
④× 小学生ということもあり、朝食は保護者が作るというのが想定されます。今回は保護者に向けた働きかけが必要と考えられますので、不正答となります。
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03
3年目の取り組みであることがポイントです。
全体的な指導を続け改善が見られなかった場合、個別指導を考える必要があります。
適切です。
全体での取り組みを行ってきて改善できなかった場合、個別的な相談指導を実施することにより目標達成につながると考えられます。
不適切です。
今までも取り組んできた内容に関わらず、目標達成できなかったと考えられるため、ただ回数を増やすだけでは理解度が深まるとは考えにくいです。
不適切です。
料理に興味をもち、料理ができる子どもの割合は増えると思いますが、「朝食を毎日食べる子どもの割合の増加」には繋がりにくいと考えられます。
不適切です。
1年生から4年生までを対象としており、自分で朝食を用意するのはまだ難しいと考えられるため、保護者にアプローチする必要があります。
また、3年目の取り組みとしては適していないと考えられます。
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