管理栄養士の過去問
第36回
午後の部 問192
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問題
第36回 管理栄養士国家試験 午後の部 問192 (訂正依頼・報告はこちら)
K社に勤務する管理栄養士である。これまでも、特定健康診査・特定保健指導を実施していたが、社員の脳・心血管疾患の罹患率は高い状態が続き、改善がみられない。そこで、健康保険組合と協議して、実施内容を見直すことになった。
この設問は、<前問>の続きの設問となります。
これまで保健指導を呼びかけても反応しなかった無関心層をターゲットとし、保健指導の利用を促すチラシを作成した。ナッジを活用したチラシとして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
この設問は、<前問>の続きの設問となります。
これまで保健指導を呼びかけても反応しなかった無関心層をターゲットとし、保健指導の利用を促すチラシを作成した。ナッジを活用したチラシとして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)
01
ナッジとは、望ましい行動がとれるようそっと後押しすることです。
適切です。
「2人に1人が保健指導を受けている」ということから、自分も受けてみようという関心が生まれてくると考えられます。
不適切です。
目標が達していないことを知らせても、無関心層の人が行動を起こすきっかけになるとは考えにくいため、最も適切とはいえません。
不適切です。
保健指導を受けないと脳・血管疾患のリスクが高まるといわれても、自分が該当するとは考えにくく、無関心層には効果的ではないと考えられます。
不適切です。
保健指導を受けるメリットの提示ですが、無関心層の人はなぜ生活習慣を変えなければならないのかを理解していないことが多いため、最も適しているとは言えません。
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02
ナッジとは、良い方向へ行動変容を促す仕組みのことです。英語でnudgeは「肘で軽くつつく」という意味があり、強制させるのではなく自然に良い方向へ考えを変える仕組みづくりを行うことを指します。
2人に1人が保健指導を受けているという事実から、自分も当てはまる可能性があると感じ保健指導へ促すことができるため、この選択肢が正解です。
目標はあくまで会社が立てているものであり、無関心層に行動変容を促すことができるとは考えにくいため、この選択肢は不正解です。
ざっくりとしたリスク説明であり、このチラシを見ても自分にも当てはまるという意識は持てないため、無関心なままだと考えられこの選択肢は不正解です。
無関心層であることから自分の健康状態や生活習慣に悪い部分があるとは認識していないことが予想されます。そのため生活習慣改善のヒントや食事診断に興味がなく、このチラシを見ても保健指導へ促すことは難しいと考えられるためこの選択肢は不正解です。
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03
ナッジとは望ましい行動へと促す仕組みや手法を指します。今回は保健指導の利用を促すチラシとのことなので、①が正しいといえます。
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