管理栄養士の過去問 第37回 午前の部 問1
この過去問の解説 (4件)
この問題のポイントは「一次予防」「二次予防」「三次予防」の違いを理解しておくことです。
一次予防とは、健康増進、病気の発症予防をすることです。
二次予防とは、早期発見、早期治療をすることです。
三次予防とは、社会復帰、再発予防をすることです。
がん検診は、二次予防である早期発見、早期治療を目的としています。
ワクチン接種は、病気の発症予防を目的としているため、一次予防に該当します。
機能回復訓練は、三次予防である社会復帰、リハビリテーションを目的としています。
職場におけるストレスチェックは、一次予防である病気の発症予防を目的としています。
文章の通りです。
一次予防、二次予防、三次予防、のそれぞれの特徴について理解しておくことが大切となります。
疾病予防は、
一次予防・・・早期発見・早期治療
二次予防・・・症状の進行予防・回復
三次予防・・・リハビリ
に分けられます。
がん検診は二次予防です。
予防接種は一次予防です。
機能回復訓練は三次予防です。
ストレスチェックは一次予防です。
正しいです。
社会復帰支援は三次予防です。
疾病予防について理解を深めましょう。
疾病予防における一次予防、二次予防、三次予防という概念に関する問題です。
それぞれの目的や手段を確認しておきましょう。
一次予防・・・健康増進と特異的予防
目的:疾病罹患前に疾病や事故の発現防止すること、健康維持増進
具体的手段:健康相談(健康増進)、予防接種(特異的予防)、特定検診・特定保健指導
二次予防・・・早期発見・早期治療
目的:疾病罹患後の健康障害の進展防止、死亡率の低下
具体的手段:健康診断、スクリーニング検査
三次予防・・・機能障害・能力低下防止
目的:疾病罹患後の機能障害や能力低下を防止
具体的手段:疾病再発防止、リハビリテーション
これらに着目して選択肢をみていきましょう。
がんの集団検診は二次予防に分類されます。
がん検診は早期発見・早期治療に結び付くため、二次予防となります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチン接種は一次予防に分類されます。
一次予防には特定疾病の発現を予防する取り組みが該当し、予防接種が含まれます。
脳梗塞後の機能回復訓練は三次予防に分類されます。
疾病罹患後の機能障害防止や、機能回復訓練は三次予防です。
職場におけるストレスチェックは一次予防に分類されます。
病気として発現する前段階に、健康を増進し疾病を予防する取り組みです。
正しいです。
社会復帰への支援は三次予防に該当します。
それぞれの選択肢に対して
●どの段階にアプローチする対策か
●何を目的としているのか
などに着目して検討していきましょう。
- 一次予防:健康の増進、原因対策
- 二次予防:早期発見、早期対策
- 三次予防:能力回復、再発防止
住民を対象とするがん検診は、二次予防である。
二次予防の早期発見に当てはまります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種は、一次予防です。
一次予防の特定の疾患への予防策に当てはまります。
脳梗塞発症後の機能回復訓練は、三次予防です。
三次予防の能力回復に当てはまります。
職場におけるストレスチェックは、一次予防です。
一次予防の原因対策に当てはまります。
正しいです。
三次予防の能力回復に当てはまります。
「一次予防」「二次予防」「三次予防」の違いを理解しておきましょう。
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