管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問14

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問題

第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

わが国のデータヘルス計画に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 医療法に基づいて策定される。
  • 保険者がレセプトのデータを分析し、活用する。
  • 被保険者のQOLの改善に役立てる。
  • 医療費の適正化を目指している。
  • 保健事業計画の策定に役立てる。

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この過去問の解説 (3件)

01

データヘルス計画とは、医療情報や健康情報などのデータ分析に基づいて、PDCAサイクルで効率的、効果的に保険事業を実施するものです。

選択肢1. 医療法に基づいて策定される。

データヘルス計画は健康保険法に基づいて策定されています。

選択肢2. 保険者がレセプトのデータを分析し、活用する。

正しいです。

保険者はレセプトのデータを分析し、活用します。

選択肢3. 被保険者のQOLの改善に役立てる。

正しいです。

保健事業は、QOLの改善と医療費の適正化を同時に目指す上で重要な事業です。

選択肢4. 医療費の適正化を目指している。

正しいです。

保健事業は、QOLの改善と医療費の適正化を同時に目指す上で重要な事業です。

選択肢5. 保健事業計画の策定に役立てる。

正しいです。

PDCAサイクルによって、保険事業の実効性を高めることを目的としています。

まとめ

「厚生労働省 データヘルス計画の手引き」に目を通しておくようにしましょう。

参考になった数25

02

データヘルス計画に関する問題です。

データヘルス計画は「すべての健康保険組合にが、レセプト等のデータの分析し、それに基づく健康保持増進のための事業計画を『データヘルス計画』として作成・公表し、さらに事業実施・評価を行う」と定められ、実施されている取り組みです。

大まかな流れを理解し、その中の細かい手順を覚えていきましょう。

選択肢1. 医療法に基づいて策定される。

誤っています

データヘルス計画は国民健康保険法に基づいて策定されます。

選択肢2. 保険者がレセプトのデータを分析し、活用する。

正しいです。

保険者はレセプト、健診などのデータを分析し活用しています。

選択肢3. 被保険者のQOLの改善に役立てる。

正しいです。

データヘルス計画に基づいた保険事業の実施により、被保険者のQOLの改善が期待できます。

選択肢4. 医療費の適正化を目指している。

正しいです。

人々の健康レベルが上がることによって医療費が減少し、医療費全体が適正化されることが期待されています。

選択肢5. 保健事業計画の策定に役立てる。

正しいです。

収集したデータを分析し、保険事業計画を策定します。それをPDCAサイクルに則り実施・評価・改善することで効率的な保険事業を実施することができます。

まとめ

データヘルス計画の意義や活用についてまとめられた手引きがあるので一度確認しておきましょう。

参考になった数5

03

データヘルス計画についての問題です。

国民の健康寿命の延伸のため2015年度から第1期が開始されました。

法律や背景、目的から内容まで幅広く理解しましょう。

選択肢1. 医療法に基づいて策定される。

×

データへルス計画は、国民健康法に基づいて策定されています。

選択肢2. 保険者がレセプトのデータを分析し、活用する。

保険者がレセプトデータを分析し、活用します。

選択肢3. 被保険者のQOLの改善に役立てる。

被保険者の健康・QOL改善の視点に加え、

保険事業を通じて医療費を適正化するという視点が求められます。

選択肢4. 医療費の適正化を目指している。

保険事業を通じて医療費を適正化するという視点が求められます。

選択肢5. 保健事業計画の策定に役立てる。

健診、レセプトデータの分析に基づいて、

保健事業をPDCAサイクルで効果的・効率的に実施するための

事業計画です。

まとめ

データヘルス計画はデータ活用による科学的アプローチすることにより、

事業の質や実効性を高めるものです。

2015年~2017年度までの第一期(2年)、

2018~2023年度までの第二期(6年)、

2024~2029年度に第三期を実施するため改定準備されています。

厚生労働省「データヘルス計画作成の手続き」を確認しましょう

参考になった数1