管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問15
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問題
第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
地域保健に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 都道府県以外は、保健所を設置できない。
- 結核発生時の接触者健康診断は、保健所の業務である。
- 医療機関の監視は、市町村保健センターの業務である。
- 食品衛生の監視は、市町村保健センターの業務である。
- 人口動態統計に関する業務は、市町村保健センターによって行われる。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では地域保健法について理解しておく必要があります。
保健所、保健センターは地域保健法に基づいて設定されています。
保健所と保健センターの違いを覚えておくことで答えを絞ることができます。
都道府県以外でも保健所は設置できます。
都道府県以外に、政令指定都市、中核都市、特別区などで設置できます。
正しいです。
接触者健康診断は保健所で実施しています。
保健所では、結核患者と接触があった人のうち、健診を実施する対象者や検査内容を決めています。
医療機関の監視は、保健所の業務です。
保健所では専門的で広域的な業務を行っています。
一方、市町村保健センターでは、住民に身近な保健サービスを提供しています。
食品衛生の監視は、保健所の業務です。
保健所の業務には、疾病予防、衛生の向上、栄養改善などが含まれます。
人口動態統計に関する業務は、保健所によって行われています。
広域的な業務ととらえることができると、答えが導きやすいと思います。
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02
地域保健に関する問題です。
公衆衛生活動の中心機関の役割を持つ保健所と、地域住民に身近なサービスを行う役割の保健センターの区別をしっかりつけて、それぞれの特性を覚えておくことが重要です。
不適です。
保健所は都道府県の他、政令指定都市や特別区などに設置できます。
正しいです。
感染症法に基づく結核の接触者健診は、地方自治法に規定される「法令受託業務」であり、都道府県・保健所を設置できる政令指定都市・特別区が行うとされています。
つまり保健所業務となります。
不適です。
医療や薬事機関の監視・指導機能は保健所の業務に指定されています。
不適切です。
食品衛生、環境衛生の監視・指導は保健所の業務に指定されています。
不適です。
人口動態統計などその他地域保健に関わる統計事項は保健所事業として地域保健法に定められています。
保健所、地域保健センターはどちらも地域保健法によって設置されていますが、役割や可能な業務、設置場所、サービス内容は異なります。
特に監督機能は全ての範囲において保健所にしか権限がありません。
それぞれの機能を区別して理解を進めましょう。
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03
地域保険に関する問題です。
市町村保健センターと保健所の業務の違いを確認しましょう。
×
保健所は、都道府県のほか指定都市、中核市、その他の政令で定める市
または特別区に設置されます。
〇
保健所は、結核感染者の発生届を受け、主治医と連絡を取り、
患者の病状や診断までの経過、職業までの情報収集を行わなければなりません。
×
医療機関の監視は、保健所の業務です。
×
食品衛生の監視は、保健所の業務です。
×
人口動態統計に関する業務は、保健所の業務です。
市町村保健センターと保健所の業務内容を区別して覚えておきましょう。
どちらも地域保健法に基づき設置されていますが、
保健所は広域的・専門的な業務を行い、
市町村保健センターは地域住民に身近な保健サービスを提供しています。
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