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管理栄養士の過去問 第37回 午前の部 問48

問題

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主にまぐろや青魚から摂取されるn−3系脂肪酸である。この脂肪酸の構造式として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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( 第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問48 )
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この過去問の解説 (3件)

8

この問題では炭素数と二重結合の数を覚えておく必要があります。

飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸の構造の違いを理解しておきましょう。

また、それぞれの油がどのような食品に含まれているか、合わせて覚えておくことが大切です。

選択肢1.

炭素数16、直鎖飽和脂肪酸のパルミチン酸の構造式です。

パーム油に多く含まれます。

選択肢2.

炭素数18、二重結合を3つもつ不飽和脂肪酸のαーリノレン酸の構造式です。

多価不飽和脂肪酸であり、n-3系脂肪酸に分類されます。

シソ油、エゴマ油、キャノーラ油、大豆油などに多く含まれており、体内で合成されない必須脂肪酸でもあります。

選択肢3.

こちらが正解です。

炭素数22、二重結合を6つもつ不飽和脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)の構造式です。

多価不飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸に分類され、魚油に多く含まれます。

選択肢4.

炭素数18、二重結合を2つもつ不飽和脂肪酸のリノール酸の構造式です。

多価不飽和脂肪酸であり、n-6系脂肪酸に分類されます。

大豆油、コーン油、サフラワー油など植物油に多く含まれており、体内で合成されない必須脂肪酸です。

選択肢5.

炭素数18、二重結合を1つもつ不飽和脂肪酸のオレイン酸の構造式です。

n-9系脂肪酸であり、オリーブ油に多く含まれています。

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1

まず問題文から、どの脂肪酸が問われているのかを確認しましょう。

青魚から摂取されるn-3系脂肪酸が問われているので、選択肢からDHA、EPAを探せばよいことが分かります。

それぞれの脂肪酸の炭素数二重結合の数と場所に注目しながら解答を絞っていきましょう。

選択肢1.

これは炭素数16で、二重結合を持たない飽和脂肪酸であることから、パルミチン酸の構造式であることが分かります。

パルミチン酸は牛脂や豚脂、オリーブオイルなどに含まれます。

選択肢2.

これは炭素数18で、二重結合が3つのn-3系不飽和脂肪酸であることからα-リノレン酸であることが分かります。

α-リノレン酸は必須脂肪酸で、エゴマ油やアマニ油、なたね油などに含まれます。

選択肢3.

これは炭素数22二重結合が6つ存在するn-3系不飽和脂肪酸であることからドコサヘキサエン酸(DHA)であることが分かります。

DHAは青魚などに存在するため正しいです

選択肢4.

これは炭素数18で、二重結合が2つのn-6系不飽和脂肪酸であることから、リノール酸であることがわかります。

リノール酸は必須脂肪酸で、マーガリンやごま油など植物油全般に含まれます。

選択肢5.

これは炭素数18で二重結合が1つのn-9系不飽和脂肪酸であることから、オレイン酸であることが分かります。

オレイン酸はオリーブオイルや様々な植物油、ナッツ類に含まれます。

まとめ

n-3(ω3)系、n-6(ω6)系などは何番目の炭素に二重結合があるかを表しています。

二重結合数とは一致していないので注意しましょう。

各脂肪酸の構造を理解したうえで、どの食材に多く含まれるのか一緒に覚えておくと内容を整理しやすくなります。

0

脂肪酸についての問題です。

構造式から何の脂肪酸かを読み取り、二重結合や炭素数から

脂肪酸の分類と性質が理解できているか確認しましょう。

選択肢1.

×

炭素数16で、二重結合を持たない飽和脂肪酸であるパルミチン酸の構造式です。

パーム油の構成成分です。

選択肢2.

×

炭素数18で、二重結合を3つ持つ多価不飽和脂肪酸α-リノレン酸の構造式です。

n-3系に分類され、体内で作ることのできない必須脂肪酸です。

亜麻仁油やえごま油に含まれ、高血圧予防、血栓防止などの作用があります。

選択肢3.

炭素数22、二重結合を6つ持つ、多価不飽和脂肪酸DHAの構造式です。

n-3系に分類され、体内で作ることができない必須脂肪酸です。

魚油に含まれ、高血圧予防、中性脂肪低下、認知機能維持などの機能があります。

選択肢4.

×

炭素数18、二重結合を2つ持つ、多価不飽和脂肪酸リノール酸の構造式です。

n-6系に分類され、体内でう作ることができない必須脂肪酸です。

大豆油やコーン油などに多く含まれています。

選択肢5.

×

炭素数18、二重結合を1つもつ、一価不飽和脂肪酸オレイン酸の構造式です。

n-9系に分類され、オリーブ油に多く含まれています。

まとめ

炭素数と二重結合の数から、どの脂肪酸なのか確認しておきましょう。

また多く含まれる食品と働きまで理解しておきましょう。

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