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管理栄養士の過去問 第37回 午前の部 問52

問題

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細菌性食中毒に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
カンピロバクター食中毒の潜伏期間は、1~5時間程度である。
   2 .
サルモネラ食中毒の原因食品は、主に発酵食品である。
   3 .
ウェルシュ菌は、好気的条件で増殖しやすい。
   4 .
セレウス菌の嘔吐毒であるセレウリドは、耐熱性である。
   5 .
乳児ボツリヌス症の原因食品は、主に粉乳である。
( 第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問52 )
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この過去問の解説 (3件)

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細菌性食中毒についての問題は頻出です。

各細菌の潜伏期間・好気性/嫌気性・原因となりやすい食品・主な症状などの特徴を押さえておきましょう。

選択肢1. カンピロバクター食中毒の潜伏期間は、1~5時間程度である。

カンピロバクターの潜伏期間は比較的長く、平均2~3日です。

選択肢2. サルモネラ食中毒の原因食品は、主に発酵食品である。

サルモネラ菌の原因食品は、主に卵とその加工品、鶏肉・食肉・内臓肉などです。

選択肢3. ウェルシュ菌は、好気的条件で増殖しやすい。

ウェルシュ菌は、嫌気的条件で増殖しやすい細菌です。

耐熱性の芽胞を形成します。

選択肢4. セレウス菌の嘔吐毒であるセレウリドは、耐熱性である。

正しいです。

セレウス菌は嘔吐毒および下痢を引き起こす毒素を産生し、日本では嘔吐型が多くみられます。

選択肢5. 乳児ボツリヌス症の原因食品は、主に粉乳である。

乳児ボツリヌス症の主な原因食品はハチミツです。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

細菌性食中毒は、食品や飲料水中で一定量以上に増殖した細菌、あるいは増殖した菌が産生した毒素を、食品とともに摂取することにより起こります。

選択肢1. カンピロバクター食中毒の潜伏期間は、1~5時間程度である。

カンピロバクター食中毒の潜伏期間は、2~7日(平均2~3日)程度です。

生や加熱不足の鶏肉が主な原因食品です。

100個程度の少量であっても食中毒を発症させます。

加熱に弱いため、十分な加熱調理をすることが大切です。

選択肢2. サルモネラ食中毒の原因食品は、主に発酵食品である。

サルモネラ食中毒の原因食品は、主に鶏卵、鶏肉です。

その他、酪農製品、魚介類、洋菓子、およびこれらから二次汚染した各種の食品など、ほとんどすべての食品がサルモネラによって汚染される可能性があります。

選択肢3. ウェルシュ菌は、好気的条件で増殖しやすい。

ウェルシュ菌は、嫌気的条件で増殖しやすいです。

酸素がないところでも増殖します。

芽胞を形成し、耐熱性をもちます。

主な原因食品は、煮物・カレー・シチューなどの煮込み料理であり、保存する場合は急速冷却し、芽胞の発芽を防ぐ必要があります。

選択肢4. セレウス菌の嘔吐毒であるセレウリドは、耐熱性である。

正しいです。

セレウス菌には嘔吐型と下痢型があります。

嘔吐型は耐熱性であり、下痢型は易熱性です。

どちらも芽胞を形成します。

選択肢5. 乳児ボツリヌス症の原因食品は、主に粉乳である。

乳児ボツリヌス症の原因食品は、主にハチミツです。

ボツリヌス菌は芽胞形成菌です。

乳児ボツリヌス症の予防には、芽胞に汚染される可能性のあるハチミツの摂取を避けることが大切です。

0

細菌性食中毒は、気温や湿度が高い環境で原因となる細菌が増殖することによって起こるケースが多いです。暑い季節に起こりやすい食中毒になります。

選択肢1. カンピロバクター食中毒の潜伏期間は、1~5時間程度である。

カンピロバクター食中毒の潜伏期間は、2~7日程度です。

  • 原因食品は加熱が不十分な肉類、井戸水や湧き水、十分に洗っていない生野菜などです。

選択肢2. サルモネラ食中毒の原因食品は、主に発酵食品である。

サルモネラ食中毒の原因食品は生や加熱が不十分な卵、肉や魚などです。

選択肢3. ウェルシュ菌は、好気的条件で増殖しやすい。

ウェルシュ菌は、嫌気的条件で増殖しやすいです。

嫌気的条件とは無酸素状態で増殖できる細菌のことをいいます。

選択肢4. セレウス菌の嘔吐毒であるセレウリドは、耐熱性である。

正しいです。

セレウス菌「嘔吐型」と「下痢型」の2種類に症状が分かれます。

選択肢5. 乳児ボツリヌス症の原因食品は、主に粉乳である。

乳児ボツリヌス症の原因食品は、主にはちみつです。

まとめ

細菌性食中毒についてそれぞれの特徴を理解しておきましょう。

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