管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問56
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問題
第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問56 (訂正依頼・報告はこちら)
食品添加物に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 一日摂取許容量(ADI)は、厚生労働省が設定する。
- 無毒性量(NOAEL)は、ヒトに対する毒性試験の結果に基づいて設定される。
- 輸入した柑橘類をばら売りする場合、添加された防かび剤の表示は省略できる。
- 調味を目的に添加されたアミノ酸類は、一括名での表示が可能である。
- 着色料である赤色2号は、既存添加物に分類される。
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この過去問の解説 (3件)
01
食品添加物は食品の製造の過程においてまたは食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものと定義されています。
食品添加物についての重要なポイントをおさえておきましょう。
一日摂取許容量(ADI)は、食品安全委員会が設定します。
一日摂取許容量(ADI)とは、人が一生涯食べ続けても健康に悪影響が出ないと考えられる量です。
無毒性量(NOAEL)は、動物(ラットやマウス等)に対する毒性試験の結果に基づいて設定されます。
無毒性量(NOAEL)とは、生体に異常が認められない最大の投与量のことです。
輸入した柑橘類をばら売りする場合、添加された防かび剤の表示は省略できません。
売り場などに表示することが望まれます。
表示の免除がされるものには、
・加工助剤:加工の際に使用されるが、完成前にほとんどなくなるもの
・キャリーオーバー:原材料に使用されている添加物のうち、完成した商品には効果をもたないもの
・栄養強化のための食品添加物
があります。
正しいです。
一括名で表示可能なものには
調味料、酸味料、乳化剤、イーストフード、かんすい、苦味剤、酵素、光沢剤、香料、豆腐凝固剤、pH調整剤、膨張剤、チューインガム基礎剤
があります。
着色料である赤色2号は、指定添加物に分類されます。
食品添加物は厚生労働大臣が安全性や有効性を確認して指定した指定添加物、
化学合成品以外で日本でずっと使用されている既存添加物
動植物から得られる天然の物質で食品に香りをつける目的で使用される天然香料
一般に食品として飲食に供されているものであって添加物として使用されている一般飲食添加物
に分類されます。
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02
食品添加物についての問題です。
一日摂取許容量(ADI)設定は、食品安全委員会によって行われます。
無毒性量(NOAEL)は、動物に対する毒性試験において、何ら有害作用が認められなかった用量レベルのことをいいます。
ばら売りであっても、使用した防かび剤をわかりやすく表示することが義務付けられています。
正しいです。
「調味料(アミノ酸)」又は「調味料(アミノ酸等)」と表示することができます。
赤色2号は指定添加物として分類されます。
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03
食品添加物は食品衛生法により指定添加物、既存添加物、天然香料、一般飲食物添加物に分類されます。
一日摂取許容量(ADI)は、食品安全委員会が設定します。
無毒性量(NOAEL)は、動物に対する毒性試験の結果に基づいて設定されます。
無毒性量(NOAEL)とは、ある物質について何段階かの投与量を用いて動物に対して毒性試験を行い、有害な影響が認められなかった最大の投与量のことです。
輸入した柑橘類をばら売りする場合、添加された防かび剤の表示は省略できません。
ばら売りなどの容器包装に入れずに販売する場合であっても、目につきやすい箇所に使用した旨の表示が義務付けられています。
正しいです。
物質名を表示する代わりに一括名表示をすることができます。
着色料である赤色2号は、指定添加物に分類される。
既存添加物はクチナシ黄色素やブドウ果皮色素などいわゆる天然着色料に分類されます。
食品添加物について理解しておきましょう。
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