管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問58

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問58 (訂正依頼・報告はこちら)

栄養機能食品として表示が認められている栄養成分と栄養機能表示の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • カリウム ――― 「正常な血圧を保つのに必要な栄養素です」
  • 鉄 ―――――― 「赤血球を作るのに必要な栄養素です」
  • ビタミンB1 ――「炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」
  • ビタミンD ―― 「骨粗鬆症になるリスクの低減を助ける栄養素です」
  • ビタミンK ―― 「正常な血液凝固能を維持する栄養素です」

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

栄養機能表示ができる栄養成分と、その機能は定められています。

選択肢1. カリウム ――― 「正常な血圧を保つのに必要な栄養素です」

正しいです。

なお、注意喚起表示には「腎機能が低下している方は本品の摂取を避けてください。」という文言が含まれます。

選択肢2. 鉄 ―――――― 「赤血球を作るのに必要な栄養素です」

正しいです。

なお、表示に「貧血」などの疾患名は入りません。

選択肢3. ビタミンB1 ――「炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

正しいです。

ビタミンB1は炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助けます。

選択肢4. ビタミンD ―― 「骨粗鬆症になるリスクの低減を助ける栄養素です」

誤りです

ビタミンDは「腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です」と表示されます。

栄養機能食品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

よって、骨粗鬆症などの疾病名が記載される栄養素はありません。

選択肢5. ビタミンK ―― 「正常な血液凝固能を維持する栄養素です」

正しいです。

なお、注意喚起表示には「血液凝固阻止薬を服用している方は本品の摂取を避けてください」という文言が含まれます。

参考になった数16

02

栄養機能食品では、特定の栄養成分について規格基準が定められています。

1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分が基準値内であることとされています。

それぞれの栄養成分の栄養機能表示を覚えておきましょう。

選択肢1. カリウム ――― 「正常な血圧を保つのに必要な栄養素です」

正しい組合せです。

注意喚起には、

「腎機能が低下している方は本品の摂取を避けてください。」

と表示されます。

選択肢2. 鉄 ―――――― 「赤血球を作るのに必要な栄養素です」

正しい組合せです。

注意喚起には、

「多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。」

と表示されます。

選択肢3. ビタミンB1 ――「炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

正しい組合せです。

注意喚起表示には、

「多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の 摂取目安量を守ってください。」

と表示されます。

選択肢4. ビタミンD ―― 「骨粗鬆症になるリスクの低減を助ける栄養素です」

誤った組合せです。

ビタミンDは

「腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です」

が正しい表示となります。

選択肢5. ビタミンK ―― 「正常な血液凝固能を維持する栄養素です」

正しい組合せです。

注意喚起には、

「血液凝固阻止薬を服用している方は本品の摂取を避けてください。」

と表示されます。

参考になった数4

03

栄養機能食品は機能表示できる20種類の栄養成分があります。

選択肢1. カリウム ――― 「正常な血圧を保つのに必要な栄養素です」

正しいです。

選択肢2. 鉄 ―――――― 「赤血球を作るのに必要な栄養素です」

正しいです。

選択肢3. ビタミンB1 ――「炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」

正しいです。

選択肢4. ビタミンD ―― 「骨粗鬆症になるリスクの低減を助ける栄養素です」

ビタミンDは腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。

選択肢5. ビタミンK ―― 「正常な血液凝固能を維持する栄養素です」

正しいです。

まとめ

栄養成分と栄養機能表示の組み合わせについて理解しましょう。

参考になった数1