過去問.com - 資格試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

管理栄養士の過去問 第37回 午前の部 問73

問題

このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
たんぱく質・アミノ酸の体内代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
   1 .
たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が増加する。
   2 .
たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度が上昇する。
   3 .
たんぱく質の摂取が不足すると、ビタミンB6の必要量が増加する。
   4 .
たんぱく質の過剰摂取時は、尿中への排泄窒素量が増加する。
   5 .
たんぱく質の過剰摂取時は、窒素出納が負になる。
( 第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問73 )
このページは問題閲覧ページの為、解答履歴が残りません。
解答履歴を残すには、
条件を設定して出題する」をご利用ください。

この過去問の解説 (3件)

8

たんぱく質、アミノ酸の体内代謝についてポイントを押さえ理解しておく必要があります。

選択肢1. たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が増加する。

たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が減少します。

体内のアミノ酸濃度も不足し、筋たんぱく質の分解が起こります。

選択肢2. たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度が上昇する。

たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度が低下します。

急速代謝回転たんぱく質とは、ラピッドターンオーバープロテインといわれ、代謝回転速度の速い、半減期が短いたんぱく質のことです。

レチノール結合たんぱく質、トランスサイレチン、トランスフェリンがあり、栄養状態の管理指標としても役立っています。

選択肢3. たんぱく質の摂取が不足すると、ビタミンB6の必要量が増加する。

たんぱく質の摂取が増加すると、ビタミンB6の必要量が増加します。

ビタミンB6はアミノ基転移反応の補酵素として働きます。

アミノ基転移反応により、非必須アミノ酸の合成を行っています。

選択肢4. たんぱく質の過剰摂取時は、尿中への排泄窒素量が増加する。

正しいです。

たんぱく質の過剰摂取時は、余分なたんぱく質やアミノ酸は肝臓内の尿素回路で尿素に変換され、尿中へ排出されます。

選択肢5. たんぱく質の過剰摂取時は、窒素出納が負になる。

たんぱく質の過剰摂取時も、窒素出納は変化しません

窒素出納とは、窒素総摂取量と、糞、尿、汗への総窒素排出量の差を意味します。

健常な成人の場合、窒素総摂取量と総窒素排泄量が等しい窒素平衡の状態にあります。

窒素出納が負になる場合は、窒素排出量が摂取量を上回るときで、外科的手術や十分なあるいは良質なたんぱく質が摂取できていない時です。

付箋メモを残すことが出来ます。
4

たんぱく質・アミノ酸の代謝に関する問題です。

選択肢1. たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が増加する。

たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が減少します。

選択肢2. たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度が上昇する。

たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度は低下します。

急速代謝回転たんぱく質はプレアルブミン、トランスフェリン、レチノール結合たんぱく質など、半減期が短い血中たんぱく質です。

短期のたんぱく質栄養状態の評価に用いられます。

選択肢3. たんぱく質の摂取が不足すると、ビタミンB6の必要量が増加する。

ビタミンB6の活性型であるピリドキサールリン酸は、アミノ酸の代謝に必要な補酵素です。

たんぱく質の摂取量が多い時に、ビタミンB6の必要量が増加します。

選択肢4. たんぱく質の過剰摂取時は、尿中への排泄窒素量が増加する。

正しいです。

尿中の窒素量は、摂取たんぱく質量の指標にもなります。

選択肢5. たんぱく質の過剰摂取時は、窒素出納が負になる。

窒素出納が負になる=体たんぱく質が減少するのは、たんぱく質の摂取が不足の時です。

0

食物から摂取したたんぱく質を消化酵素でアミノ酸まで分解し、それにより必要なエネルギーが生産されるとともに、筋肉や各臓器の合成するもとになります。

選択肢1. たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が増加する。

たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が減少します。

選択肢2. たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度が上昇する。

たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度は低下します。

急速代謝回転たんぱく質は半減期が短い血中たんぱく質で短期のたんぱく質栄養状態の評価に用いられます。


 

選択肢3. たんぱく質の摂取が不足すると、ビタミンB6の必要量が増加する。

たんぱく質の摂取が増加すると、ビタミンB6の必要量が増加する。

ビタミンB6はたんぱく質の分解と合成の過程で使用される酵素を助ける補酵素として働きます。

選択肢4. たんぱく質の過剰摂取時は、尿中への排泄窒素量が増加する。

正しいです。

尿中の窒素量は摂取たんぱく質量の指標にもなります。

選択肢5. たんぱく質の過剰摂取時は、窒素出納が負になる。

たんぱく質の過剰摂取時は、窒素出納がゼロになります。

まとめ

たんぱく質・アミノ酸の体内代謝について理解しておきましょう。

問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
他のページから戻ってきた時、過去問ドットコムはいつでも続きから始めることが出来ます。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。
この管理栄養士 過去問のURLは  です。
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。