管理栄養士の過去問 第37回 午前の部 問73
この過去問の解説 (3件)
たんぱく質、アミノ酸の体内代謝についてポイントを押さえ理解しておく必要があります。
たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が減少します。
体内のアミノ酸濃度も不足し、筋たんぱく質の分解が起こります。
たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度が低下します。
急速代謝回転たんぱく質とは、ラピッドターンオーバープロテインといわれ、代謝回転速度の速い、半減期が短いたんぱく質のことです。
レチノール結合たんぱく質、トランスサイレチン、トランスフェリンがあり、栄養状態の管理指標としても役立っています。
たんぱく質の摂取が増加すると、ビタミンB6の必要量が増加します。
ビタミンB6はアミノ基転移反応の補酵素として働きます。
アミノ基転移反応により、非必須アミノ酸の合成を行っています。
正しいです。
たんぱく質の過剰摂取時は、余分なたんぱく質やアミノ酸は肝臓内の尿素回路で尿素に変換され、尿中へ排出されます。
たんぱく質の過剰摂取時も、窒素出納は変化しません。
窒素出納とは、窒素総摂取量と、糞、尿、汗への総窒素排出量の差を意味します。
健常な成人の場合、窒素総摂取量と総窒素排泄量が等しい窒素平衡の状態にあります。
窒素出納が負になる場合は、窒素排出量が摂取量を上回るときで、外科的手術や十分なあるいは良質なたんぱく質が摂取できていない時です。
たんぱく質・アミノ酸の代謝に関する問題です。
たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が減少します。
たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度は低下します。
急速代謝回転たんぱく質はプレアルブミン、トランスフェリン、レチノール結合たんぱく質など、半減期が短い血中たんぱく質です。
短期のたんぱく質栄養状態の評価に用いられます。
ビタミンB6の活性型であるピリドキサールリン酸は、アミノ酸の代謝に必要な補酵素です。
たんぱく質の摂取量が多い時に、ビタミンB6の必要量が増加します。
正しいです。
尿中の窒素量は、摂取たんぱく質量の指標にもなります。
窒素出納が負になる=体たんぱく質が減少するのは、たんぱく質の摂取が不足の時です。
食物から摂取したたんぱく質を消化酵素でアミノ酸まで分解し、それにより必要なエネルギーが生産されるとともに、筋肉や各臓器の合成するもとになります。
たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が減少します。
たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度は低下します。
急速代謝回転たんぱく質は半減期が短い血中たんぱく質で短期のたんぱく質栄養状態の評価に用いられます。
たんぱく質の摂取が増加すると、ビタミンB6の必要量が増加する。
ビタミンB6はたんぱく質の分解と合成の過程で使用される酵素を助ける補酵素として働きます。
正しいです。
尿中の窒素量は摂取たんぱく質量の指標にもなります。
たんぱく質の過剰摂取時は、窒素出納がゼロになります。
たんぱく質・アミノ酸の体内代謝について理解しておきましょう。
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