管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問80

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問題

第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問80 (訂正依頼・報告はこちら)

基礎代謝量に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 同じ体重の場合、体脂肪量が多いほど高くなる。
  • 体表面積が大きいほど低くなる。
  • 体重当たりの基礎代謝量は、加齢とともに高くなる。
  • 発熱に伴い低くなる。
  • 低栄養状態で低くなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

基礎代謝量に関する問題です。

選択肢1. 同じ体重の場合、体脂肪量が多いほど高くなる。

体脂肪が多いほど低くなります。

基礎代謝の消費エネルギー量は肝臓、脳、筋肉のみで約6割を占めます。

同じ体重であれば、筋肉量が多い方が基礎代謝量は高くなります。

選択肢2. 体表面積が大きいほど低くなる。

体表面積が大きいほど高くなります。

選択肢3. 体重当たりの基礎代謝量は、加齢とともに高くなる。

加齢とともに低くなります。

選択肢4. 発熱に伴い低くなる。

体温が高くなるほど基礎代謝量も高くなります。

選択肢5. 低栄養状態で低くなる。

正しいです。

低栄養状態では骨格筋量の減少などが起こるため、基礎代謝は低くなります。

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02

基礎代謝量とは、覚醒状態で最小限必要なエネルギー量のことです。

選択肢1. 同じ体重の場合、体脂肪量が多いほど高くなる。

同じ体重の場合、体脂肪量が多いほど低くなります。

筋肉量が多いほど、基礎代謝量は高くなります。

選択肢2. 体表面積が大きいほど低くなる。

体表面積が大きいほど高くなります。

体表面積に対し、放熱量が比例して多くなるためです。

選択肢3. 体重当たりの基礎代謝量は、加齢とともに高くなる。

体重当たりの基礎代謝量は、加齢とともに低くなります。

加齢とともに減少し続け、40歳以降に急速に低下します。

選択肢4. 発熱に伴い低くなる。

発熱に伴い高くなります。

体温1℃の上昇により基礎代謝は平均13%増加します。

体温が高いと体表面からの放熱量が大きくなるためです。

選択肢5. 低栄養状態で低くなる。

正しいです。

低栄養状態では筋肉量が減少し、たんぱく質合成も低下するためです。

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03

体表面積、年齢、性別、体格、体温、ホルモン、季節、月経周期などが基礎代謝量に影響します。

選択肢1. 同じ体重の場合、体脂肪量が多いほど高くなる。

同じ体重の場合、体脂肪量が多いほど低くなります。

筋肉量が多い人のほうが基礎代謝量は高くなります。

選択肢2. 体表面積が大きいほど低くなる。

体表面積が大きいほど高くなります。

選択肢3. 体重当たりの基礎代謝量は、加齢とともに高くなる。

体重当たりの基礎代謝量は、加齢とともに低くなります。
年齢が低いと成長などによって体内の代謝が活発になります。

選択肢4. 発熱に伴い低くなる。

発熱に伴い高くなります。

体温が1℃上昇するごとに、代謝量は13%増加します。

選択肢5. 低栄養状態で低くなる。

正しいです。

低栄養状態の場合たんぱく質の合成が低下するためです。

まとめ

基礎代謝量に関して理解しておきましょう。

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